2002年2月16日




見事な「石」




















































































石垣名物とんかつ

その材料…

たかり犬

舟蔵の里

ふわふわアイス






あんま〜定食

ハイエナ犬


ご入浴

ンブフルにて

仲筋井戸

 いや〜皆さん、オリンピックで盛り下がってますか? 実はウチの「むぎ」、あと一歩で今大会に出場するところだったんです! 嘘つけって? いえ本当、複数の競技から内々に打診まであったんですから! 種目? まずはカーリング! 犬にあの変な便所箒みたいなモノが持てるはずないって? そんなの当たり前じゃないですか!(←定番逆ギレ) 打診があったのは「石」の代わり!!! 見事な「仰向け寝」のポーズが買われ最終候補に残ったんですが、観客の食べ物の匂いで進路が変わっちゃうことが最終検品で分かって残念ながら不採用になりました。他には何にって? え〜と、バイアスロンの標的と、ジャンプの着地点に埋める笹の代用…。
 などと、どうしても前文が考えられず、好きでもない極寒五輪のテレビ観戦に逃避している馬鹿犬一家は、いま最高気温30度近くで汗だく虫の息。そうたび犬、再び石垣島にやって来ました! 実に3カ月ぶりの再訪です! …ってワシらって本物の馬鹿??
 今回の旅、ご推察通り直接の契機はJALの「バーゲンフェア」。定価87800円の東京−石垣島往復が、今回は28400円。しかし、当然のごとく、HP的には、もはや追加で書く情報など皆無! かくなるうえは、前章で大々々不評だった「世界の空港シリーズ」の続編を! では、まずはリスボンのポルテラ・デ・サカヴェム空港から! 「こんな夢を見た…グサッ!(←主筆たび狸、落ち武者狩りの竹槍に刺された音)。
 ということで、今回は今まで省略していた航空運賃の話をチョロと書いてとっとと終わりにする所存(←武士?)ですので皆様どうぞご安心を!(←卑屈…)
 さて、昨今の不況&テロ余波で航空会社は様々なインチキ運賃を設定し集客に懸命です。その代表が元祖ANA(&ANK)の「超割(以下・超)」と追随JAL(&JTA)の「バーゲンフェア(以下・バ)」。この二つ同じようで微妙な違いがあり、狡猾なたび犬として生きて行くにはその把握が不可欠です。まずは値段(ちなみにすべて東京発の場合で)。「超」は何処に行くのも10000円。一番近い富山でも一番遠い那覇でも同じ。一方「バ」は北海道は10000円ながら、秋田・小松・大阪の三空港はなぜか7000円、中部四国九州の空港は全部9000円。で、那覇は逆に高くて12000円。ということは、金額だけなら場所によっては「バ」の方がお得(両社ともこの運賃に片道500円航空保険代加算)。しかし物事には当悪辣HPと同様にカラクリがあり、それが次の発売システム。ともに特別運賃適用期間の初日の2カ月前に全期間分発売だが、全便全席売の「超」に比べ、「バ」は席数制限あり(補遺・2002年10月予約分より「超」も席数制限制に)。そしてそれはたび狸の過去の推測からは人気路線ほどかなり少ない羊頭狗肉施策。例えば人気空港行きのジャンボ機の場合で言えば、「超」は500人近くが買えるのに比べて「バ」は100人とか50人(←あくまで推測)しか買えないカンジ(さらに一般売り出し前に上級会員先行予約=悪徳狸もその一人=で完売になっている場合もあり!)。当然売り切れになるのは「バ」が圧倒的に速く、つまり、絶対に行きたい旅行の場合は「超」の方がまだ確実。ちなみにともに買ったら最後、いつキャンセルしても戻ってくるのは約半額。となると、ANAは「いい人」でJALは「悪いヤツ」かというと、そうとも言い切れないのが使い勝手。「超」は何があっても変更不可! 「旅先でご愛犬が窃盗を犯し一刻も早く高飛びしたい」などという事情は一切考慮されず!! 一方「バ」は、予約便より早い便(同日)に空席があれば「空港でなら」変更可! でも飛行機なんて当日にいきなり満席になるものではないから、空席状況を前日に電話で確認すればこれはかなり自由度大。すぐに犬旅がいやになって犬や牛を置いてまで逃亡しようとするHP執筆者(←現在指名手配中…)にはこちらがお勧め。あとランダムに特徴を挙げればANAはさすがに便数が多くJALでは行けない空港が多いのはメリット。一方、JAL(JTA)は、14000円ながら、今回利用の東京−八重山直行便があることと、羽田ではかなり良い場所に駐機すること、ANAよりは遙かに遅れが少ないことなど。ちなみに両割引とも最終日は日曜になることが多いが、JASも同時就航している空港に狙いを絞り、「JASウルトラ割得」(全線10000円)で月曜帰りの日程にして競争率を下げるのも小粋な技(?)と言えましょう。※その後、条件・料金など両社ともほぼ同じに。詳しくはHP(JALANA)で確認を。
 さあ、どうでしたか情報満載の今回の旅日記。お得な運賃を骨までしゃぶり尽くして、みなさんも立派なたび犬を目指してください。それではまたお目にかかりましょう!



以下に書かれているのは先週当家で購入したプリンターの印字テスト用の文章です。


 と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、と、ということで! 2月16日、半端な知識で航空会社論を説き、その実、航空会社の食い物にされていることを知らぬ馬鹿一家は、なんと羽田発6時30分という超早朝の別名「嗚呼野麦峠号」(むろん勝手に命名…)JTA71便で石垣空港に向かって飛び立った!(しかもこの日はこんな時間にも関わらず米大統領訪日を控え空港内は大混雑。さらにその雑踏の中なのに会社の大先輩女性社員4名に荷物検査場で見事遭遇、「どこ行くんですか?」「アタシたち石垣!!!」と言われ「親戚の葬儀」と称してズル休暇を取っていた黒牛は卒倒…) 9時55分石垣空港着。そして定番のトヨタレンタを…と言いたいところだが、こと沖縄のレンタカーに関してはOTS(沖縄ツーリストサービス)が意外にお薦め。概して安めで、さらに「ネットで見ました」というだけで4割引になるという捨て鉢なキャンペーンなどもあり、2日で10800円と格安!(もっと安い軽自動車もあり)。前回訪問から間もないこともあり、今回は初心に立ち戻り、犬連れで楽しめる店の紹介を重点的に!
 で、まず朝食に向かったのが、前回も訪問した"石垣市内一の八重山そば"「丸八そば」(TEL09808-2-2337)。変わらず美味。犬は当然禁止につき車内に監禁(←おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!)。今回の宿も同じ「ペンション白うさぎ」(残念ながら現在は犬不可)。リピーターということもあり(?)、朝10時半からアーリーチェックイン。早起きの疲れもあり、ご一行はそのまま三日二晩泥のように眠り続け、月曜の便で東京に帰りましたとさ…(嘘)。
 で、ホンマのとこ(←ATOK15の新機能「関西弁変換」←?)、荷物を置いて、返す刀で昼食に。石垣名物と言えば、そば?牛?イチゴ?(?)ミネラル麦茶?(??)(←表記が複雑)(←ますます複雑)(←さらに複…)否!否!否!それはなんと「トンカツ」だった!!!
 米原ビーチの「とんかつ力」(TEL09808-8-2747)は地元で超有名なトンカツ屋。皿からはみ出さんばかりのロースカツ定食がなんと650円(ダブル=2枚でも850円!)。メンチ、ヒレ、イカフライ、串カツのボリューム満点「ミックスフライ定食」が800円!!とお値打ちランチが楽しめる。カラッと揚がったカツと柔らかい八重山キャベツの千切り(食べ放題)がよくあって、こんな所で価値満点。食後は隣の「トミーのパン屋」(TEL09808-8-2494)で売り切れ御免の手作り無添加パンをおやつにGETし、散水車のように涎をまき散らすハイエナ犬と焼きたてパンを手に目の前の米原ビーチでのんびり砂遊び(←何?砂遊びって?←自問自答)。
 続いて、前回も訪問した島一番の名所・川平湾へ。今回はグラスボートはパスして、ここでものんびりと砂遊び(←だから何砂遊び?)。長旅の疲れで爆走&入水を拒否したシロナガス犬くんは、グラスボート観光のお客さんの出迎え係を装って、ボートが着くたびに「なでれなでれ」と大騒ぎ。きりがないので、早々に捕鯨銛で捕獲して観光は終了。宿へと向かう。
 で、ここで読者期待の大ニュース。前回、店主が客不足で泣きに泣きを入れた「八重山緑化」! 跡形もなく無くなっていました! 心温まる話しやのぉ〜(←なぜ?)
 帰路、前回夕食でたび狸を桃太郎侍化させた(?)「舟蔵の里」(TEL09808-2-8108)で小休止。ティールームにテラス席があり、もちろん犬OK。 広い芝生を眺めながら、冷たい飲み物を。観光途中の小休止には最適のロケーション。しかし、飲み物だけでちょっと口寂しい一行は、至近の「パイナップル工房アナナス」(TEL09808-3-7711)を重ね切り。新鮮なフルーツとミルクを使ったアイスクリームを薄く削って盛りつけた「ふんわりアイス」400円が唯一のメニューで、通常はパイナップルのアイスだが、パイン切れの時期のため、ピーチ・チェリー・洋梨など5種のフルーツを入れたアイスが登場。口溶けよく、見た目もかわいく、大満足。で、最終的には16時に宿に戻り、早起きの疲れもあり、ご一行はそのまま三日二晩泥のように眠り続け、月曜の便で東京に帰りましたとさ… (←心底粘着質…)
 今回の夕食のテーマは「石垣新スポット」の発見。前回"琉球料理系"を探索したことと"甘えの島"との認識から、今回は事前調査、下見など、入念に店を選定。まず今日の夕食は「森の賢者」(TEL09808-3-5609)。島の素材を丁寧に仕込んだ料理とこだわりの焼酎&日本酒が自慢のオシャレなダイニング・バー。メニューは、「明太子入り豆腐ちゃんぷる」「島野菜の水餃子」「地魚のカルパッチョ」など地物の素材と沖縄料理をベースにした創作料理が中心。しかし、これは美味なれど、観光客の求める"郷土料理"とは正直もはや別物。例えばあなたが生まれて初めて韓国に行き一食だけ食べるチャンスがある時に「韓国屈指のイタリア料理店」を選ぶかどうかという問題はあれど(←書いた本人すらよくわからない例え)味的にはお薦め。この後はコンビニで泡盛と沖縄にしかない「さんぴん茶」(実はジャスミン茶!)の大ペットボトルを購入し、初乗り390円という東南アジア価格のTAXIで宿に戻り、「犬は泡盛が大嫌い」という事実を発見し南国の夜は更けていった。
 さて、翌日。今日は天気を見て行動を決めるつもりが、事前調査で人間には西表島が断然お薦めも、犬連れではやはり竹富島しかないことが判明(その後、岐阜県のK.Iさんからいただいた情報によりますと、西表島にも犬OKの宿、アクティビティがいろいろあるそうです)。さっそく犬を捨てて西表へと思ったものの、生ゴミは当日以外出せないとのことで、泣く泣く再び(たび狸には約10回目!)竹富島散歩に出発。しかし、その前に、今回3☆の犬連れ可の食堂を市内に発見し(実は地元では有名店)朝食兼昼食に。それが「あんま〜食堂」(TEL09808-3-5648)。まぐろ専門の鮮魚店の直営とあり、メニューは魚のオンパレード。迷いながらも、名物「まぐろ丼」と「あんま〜定食」を注文し、犬OKのテラス席(単なる屋外のテーブル)でビール片手に待つことしばし。現れた「あんま〜定食」は最高価格の1500円也だけあって、刺身、てんぷら、まぐろフライ、地魚の丸揚げ、まぐろの内蔵のちゃんぷる…と、これでもかというばかりの超豪華版。ご相伴犬も吐くほど大満足のランチタイムに。
 で、12時半の船で竹富島へ。八重山観光フェリーなら犬は恒例の裸積みOK!(ちなみに西表へも裸積み!)。竹富港から集落へは徒歩10分ほどだが、行きは上り坂なので1人150円のワゴンバス(むろん抱き犬可)利用が楽。まずは「冷やし物(いわゆるかき氷)」で一服と店を探すが、日曜日のせいか休業が多く(←ぬるし!)、前回昼食を取った「そば処竹の子」(TEL09808-5-2251)の屋外席でかき氷を賞味。このころになると、「魔獣晴れ犬」の妖力で天気は快晴になり、たび狸の「思いこみ寒暖計」では体感約28度を突破し犬は自爆モードに突入。炎天下を15分ほど歩いて竹富島一の海水浴場「コンドイビーチ」に辿り着くや、火の玉と化した晴れ犬くんは一目散に入水。恍惚の表情で海に浸かる&砂浜爆走を繰り返し、きなこ餅状態に。さんざん遊んだ犬を流鏑馬で打ち、引きずるように港に戻る途中にもいくつかの観光スポットが点在。その名を鳴き声からとった「ンブフル」は、牛が築いたという小高い丘の展望台、さらにその麓には、「犬が見つけた」という仲筋井戸(ナージカー)があり、その奇遇さに黒牛と馬鹿犬は感涙!(←そんなのぜったい嘘だな、単なる作り話!←冷淡淡々狸談←大人げなし…)。もうここまでくると、数限りないアイスクリームを嗅ぎつけたという情けない伝説くらいしか誇るものがない"なま白犬"は「連続薄ら笑い&爆走状態」になり、ついには4時45分の帰りの船に乗る直前に爆発炎上し雲散霧消した…。
 この日の夕食は「KAPI」(TEL09808-2-2026)。石垣島唯一の本格的エスニック料理店だけあって、この日の客はほとんどが外国人。中国・タイ・ベトナム・マレーシア・韓国料理があるが、味付けはどれもマイルドで初心者にも安心のエスニックが味わえる。ちなみに黒牛の一押しは「ベトナム風スープ麺」。例えばあなたが生まれて初めてイタリアに行き一食だけ食べるチャンスがある時に「イタリア屈指の韓国料理店」を…(以下略)
 さて、翌日は帰るだけ。現時点の石垣空路のダイヤは行きは直行、帰りは宮古島経由。ということでJTA74便は11時35分発15時10分着。羽田から黒牛は葬式帰りを装い会社へ、日焼け狸は業務を装いスタジオへ、なま白犬はミニチュアダックスを装い自宅へとそれぞれ向かったそうです。あ〜あ、こんなに疲れるなら「ショートトラック男子1000m」でオリンピックにでも出とけば良かった…(←知ってる人しか知らない駄ネタ)。


♪リ〜ン、リ〜ン♪
 もしもし、こちらエプソンお客様サービスセンターですが。いま原稿見ているんですが、このプリンター、文章がひどく乱れてダメですね…。すみません初期不良で交換しますから、原稿は破棄しちゃってください。


【誠実経営のたび狸わがまま旅行社から】
 今後の「超」「バ」日程(決定分)
《超》5月1・2日、6月1〜3日、7月1〜14日、9月1〜3日、9月20日
《バ》5月1・2日、同11〜20日、6月10〜16日、7月8〜14日、9月1〜7日。
 
  あと、この島の店はすべて当HP並にいい加減ですから、ガイドブックなどに掲載されている営業時間・定休日などは鵜呑みにせず、訪問前に必ず電話で営業を確認することを強くお薦めします。