2002年1月11日



またかよ…
























秀月
























雪中ランチタイム


虚無僧・びすけ





































副院長…

会津娘と会津牛


 みなさんあけましておめでとうございます。今年は当HP、更新の予定はありません。では良いお年をお迎え下さい!(←おいおいおいおいおいおい!)
 ということで、例年通りいやいや始めた年初のHP更新作業、記念すべき2002年の旅初めは、なんと裏磐梯だっっっっっっっ! …となると、もう想像は付きましたね?高速道路を爆走して、定宿・萌実の季に泊まって、昼はクロカンして、おやつに喜多方ラーメンを食べて、BARタイムで大暴れして、逃げるように東京に帰ってくる…。そう、あ・た・り!!!!!!!! かくして、11日夜東京出発、3時間10分で裏磐梯着! 宿で軽食を食べ就寝。その晩、むぎは夢を見た…。
 こんな夢を見た。(←明快に黒澤明の盗作)。全日空915便が高度を下げ始めると、懐かしいドン・ムアン国際空港が見えてきた。そう、ここはタイ・バンコク。その昔「シャム」といわれ、シャム猫で有名なたび犬の故郷だ(なぜ?)。 入国審査を終え到着ロビーに出る。まずはエアポートリムジンTAXIが呼び込みをしている。これは信用は抜群なれど市内まで約2400円。しかしたび犬たるもの、ここは一般TAXIを選びたい。これならなんと750円程度。受付ブースで行き先を告げると紙片を渡されTAXIを指示される。この後が最大のポイント! ここで運転手の100人中150人が「そのチケットをこちらへ」と言う。犬だと思ってなめられてはいけない。実はこの紙はチケットでは全然なく、乗ったTAXIの登録番号を受付が記入した苦情申告書。遠回りをしたり、ふっかけたりした場合は、裏面のチェックボックスにマークしてそのまま投函すれば、自動的に告発が当局に届く仕組み。したがって、日本語でも茨城弁でもいいから「だ〜め!この紙はワシのもの!それよりちゃんとメーター入れろよ!」と言えば、敵もあっさりあきらめる。空港特別料金50B(150円)高速代70Bは降りるときに別払い。タイは野良犬天国。いたるところで、犬が寝そべっている。街の人々もそれがごく当然というように気にしていない。そして最大の娯楽が古式マッサージ。安心できるのはその名もなんと「有馬温泉」(TEL02-235-2142)。2時間で約960円と激安! 家族連れには1人480円追加でVIPルーム利用が落ち着く。が、マッサージ師のチャランポールさんによると「コーギーは押しにくいのでちょっと…」とのこと。チップは相場高騰を抑えるためにも1人100Bに留めたい…。というところで目が覚めた。
 さて、翌日。今日の予定はまるでナシ! ということで、鮭が何千キロという旅をして生まれ故郷の川に戻ってくるように、ご一行は喜多方へ(?)。今回攻めるは「秀月」(TEL0241-22-2249)。老婆二人でやっているラーメン屋で、スープの温度、麺の茹で加減などに毎回ややムラがあるものの、老婆のスマッシュショットが決まった時は非常に美味。今回はジャストヒット! で、その後、むろんお気に入りの「なまえ」(TEL0241-22-6294)も攻略し、あっさり撤退。まっ昼間から部屋で酒を喰らい、美味夕食を肴に酒を喰らい、BARタイムで酒を喰らい、再び部屋に戻って酒を喰らい、ぐでんぐでんになって就寝。その晩、またも、とってつけたように、むぎは夢を見た…。
 こんな夢を見た。全日空931便が高度を下げ始めると、懐かしいタン・ソン・ニャット国際空港が見えてきた。そう、ここはベトナム・ホーチミン。理由は伏せるが、たび犬の故郷だ(何?)。 入国審査を終え到着ロビーに出ると、「TAXIはこちらで〜す」と制帽を被ったオヤジがやってくる、もちろんこれは白タク! 当然信用できないから正規の乗り場から正規のTAXIに。しかし乗るなり「市内までだいたい10ドルですがいいですか?」と…。本当は4ドル! いずれにせよTAXIはすべて信用できず!!!! ちなみに市場の言い値は適正価格の3倍、マッサージではマッサージ料金と同額のチップを要求と、ある面では当HPのようにインチキな国…。ところが街の人の大半は結構正直でフレンドリー。発展途上共産国なのに座敷犬を飼っている商店が多数。そうベトナムは小型犬天国でもある。またフランスの植民地だったせいか、南アジアの国々の中では抜群のデザインセンスがあり、可愛い民芸の小物はすぐにでも東京で大手を振って使えるレベル。値段ももちろんモノにもよるが1ドルから20ドル程度と格安。ちなみに黒牛、オーダーメードのワンピースを製作し(24時間で完成)、代金総計なんと1200円程度! しかしデザイナーのホアさんは「コーギーは採寸が面倒なのでちょっと…」とのこと。植民地時代からの歴史を持つ高級ホテル「マジェスティック」の最上階のBARでサイゴン川の夜景を眺めながらカクテルを楽しむ。なんと1杯たったの400円。ちなみに高級レストランでディナーも一人1000円程度。これは貧乏な狸も、当然、ぐでんぐでんに。…というところで目が覚めた。
 さて、翌日。今日はまずメーン目的のクロカンに出発。メンバーは「萌実の季」オーナー、オーナーの幼なじみの埼玉県の若夫婦、狸、牛、犬の5人と1匹。今年は豪雪につき、「軟弱」を座右の銘にする一行は、スキーをあっさりスノーシューに変更し、新雪の林をのんびりウォーキング。小1時間の散歩の後、林の中に雪でテーブルを作って、オーナー手製のサンドイッチと冷えた赤ワインでランチタイム。一面の銀世界で味わうサンドはいつにも増して超美味!! 雪のテーブルにこぼしたソースは 地球に優しい"エ乞食犬(略称=エコ犬)"がきれいに舐め取り、自然環境保護にも大活躍のご一行は、3時間の楽しい雪山散策を終え駐車場へと戻った。と、そこには、むぎを待ち受けるコーギーの姿が!!! 宿敵・むぎとの雪上対決に米沢から駆けつけたわんこ学院のみるくと付き添いのびすけ、さらに山形から参戦のななあみ家の4頭だ。雪上対決はゴングと同時にななあみのツープラトン攻撃で意気消沈したむぎが、あっさり戦線離脱。対戦相手不在の状況にみるくはひたすら雪を食べ雪原を飛び回り、びすけは謎の徘徊を続け、折からの寒さも手伝い対決は30分で終了。その後、人間のみ宿舎で「こたブ(45章参照)の未来」「わんこ学院の更新回数」「米沢討伐十字軍結成」などをテーマに討論し、会合は日没をもってお開きに。夜はまたまた美味夕食で酒を喰らい、BARタイムで酒を喰らい深夜1時にやっと就寝。その晩、懲りもせず、むぎはまた夢を見た…。
 こんな夢を見た。日本航空417便が高度を下げ始めると、懐かしいマルペンサ国際空港が見えてきた。そう、ここはイタリア・ミラノ。名古屋(←日本のイタリア)生まれの、たび犬の故郷だ(おいおいおい…)。 入国審査(←1人5秒!)を終え到着ロビーに出ると、TAXIはあまりいない。そのはずミラノ中心までは約50km。そしてこの国の恐ろしいところは「空港から乗った場合はメーターの2倍増し」「荷物1個につきいくら増し」「休日はいくら」「犬はいくら」「いんちきHPの主催者はいくら」…というような計算不可能な無限の正規規則が都市ごとに制定されていること。これは迷わずレンタカーを借りるしかなし。「あの乱暴運転で有名なイタリアでレンタカー?」と疑問の方に、新年のお年玉として(?)イタリアやスペインを20回近く車で訪問し、いまだ無事故運転のたび狸先生の極意をご教授、それはずばり「前だけしか見ないこと!!!!!!!!」さすがワイルドな運転の国だけに、下手にこちらが動くとむしろ危ない! 目をつぶって車線変更すれば、かならず相手が上手く避けてくれます(←ホント)さらにバンパーは"ぶつけるために付いているもの"。日本のように擦った擦らないとかくだらん言い争いは一切ナシ! さて市内は完全な犬天国。カフェなどは言うに及ばず、こんな所まで?という場所にも犬侵入可能! 路面電車にも平然と裸犬君が…。しかし切符売りのサルバトーレさんは「犬のお釣り?正直くすねたこともそりゃあるよ。特にコーギーはねっ!」とのこと。ノーリードも多いが喧嘩を売ってくる悪辣犬もなし! あの天下のGUCCIが犬グッズを出しているのは有名だが、冗談で売っているのかと思ったら、フィレンツェのGUCCI本店には平然と犬連れ客が!なんでそんなにテキトーなのかと思ったら、何と国民の大半がイタリア人! …という安易な駄オチのところで目が覚めた。
 さて、翌朝は「パン工房ささき亭」(TEL0241-32-2824)で焼き立てパンを購入後、逃げるように「萌実の季」を出発。猪苗代IC前の「太郎庵猪苗代店」(TEL0242-62-5558)で手作りジェラートを賞味し、渋滞時間突入前に一気に帰京を目指す。そして、なんとついに3時間ちょうどのタイムを叩き出し自宅着。しかし、連日の疲労と円安問題の心労で、むぎは椎間板ヘルニア気味になり即病院へ。自分のお小遣いから治療費7000円を払わされ、ステロイド注射でトリップしかけのむぎは、とっととこのくだらん章を終わらせるためにも、この晩、泣く泣くまた夢を見た…。
 こんな夢を見た。「どうせ折るなら鎖骨にしろ!」(カイダ接骨院@埼玉県幸手市TEL0480-42-6245by世界医師スポーツ大会柔道競技金メダリストにしてワカサギ穴釣り下手の副院長断言!)。「会津ラーメンといえば"うえんで"!」(気鋭の幻の美酒『土産土法・会津娘』醸造元@会津若松TEL0242-27-0108by青年杜氏兼若社長断言!) しかし残念ながらこの夢は、超々々内輪ネタのうえフランス語しかわからないむぎには全く解らなかったそうだ…。以上、おしまい。(←おいおいおい…)

 ということで(?)当HP、今年も無内容で匍匐前進(?)していきますので、よろしくお願いいたします。by犬&狸&牛 (←などという言葉に騙されずに、今すぐ当HPをあなたの"ブックマーク"から削除!!!←正直?)





【竹中経済財政担当大臣談】
あきらかに今回も手抜きですね。この傾向は今年末までは続くと思いますよ。