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ゴ、ゴジラ茶! |
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大荒れの海 |
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弁慶と便犬 |
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近江町市場 |
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長町武家屋敷 |
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茶屋街と逆切れ犬 |
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ま、またもたび狸め! |
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ハチSP号車内 |
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景勝地・能登巌門 |
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盛り上がる昼食宴会 |
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和気藹々の北コーと凶悪犬 |
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「♪波静かなる金沢のやはらぐ光よき学舎 真理の窓をあけてこそ花の香りも微風も 智慧の証をはこぶなれ〜♪」
皆様、再び異臭寒鰤(←ガーン!またもやこの始末←事実…)のご無沙汰狸です。実は、内緒にしておりましたが(?)私、冒頭の校歌でお判りのように金沢高校卒業です(←しかし正式最終学歴は幼卒…)。年の瀬も迫る今回、なんと犬生2度目の「3週連続飛行機旅行」かつ「2001年納めの旅」に挑むたび犬が目指すはたび狸なつかしの金沢、ということで大不評の前説を大幅にカットして、大不評の前説を大幅にカットして、大不評の前説を大幅にカットして、大不評の前説を大幅にカットして、大不評の前説を大幅にカットして、大不評の前説を大幅にカットして、大不評の前説を大幅にカットして、ご一行はJAL141便で小松空港に向かって旅立った。大不評の前説を大幅にカットして…(←病的確信犯…)。
今回の旅の端緒はJALのバーゲン運賃のハゲタカ購入。東京から、小松・秋田・松山の3空港が最安の片道7000円。後者2ケ所はすでにたび犬制覇済みのため、必然的に小松=金沢に。さて空港着。しかし「魔獣晴れ犬」の分際で、連戦の疲れが出たか天気悪し、というより大荒れ! 気象台によると風速25m波高6mと出漁は全くムリ!(ただし出漁の予定はナシ…)。空港で購入したペットボトル緑茶「北陸そだち〜ゴジラ松井」その側面に書かれた「ゴジラ松井パワーと老舗の深い味わいがドッキング」という、当HP並に意味不明なキャッチコピーが前途の険しさを暗示しているようであった…(おおげさ?)
この日の到着はなんと朝の8時45分! 貧乏根性で始発を押さえたもののちょっと早すぎ!
ということで、空港でレンタカーを借り(今回は日産レンタカー)程なきところにある、かの有名な「安宅の関」に向かう。歌舞伎でもお馴染みのこの関、昔々(←安易?)兄・源頼朝との戦いに敗れた義経が、奥州に逃れる途中に従者の武蔵坊弁慶に蹴りを入れられたという逸話で有名な場所(←事実をjpg方式で30%に圧縮)。周囲は海岸&遊歩道で本来ならば犬君大喜びも、なんとまるでM16自動小銃のように小豆大の雹がバラバラと降ってきて一同這々の体で避難。その関跡には住吉神社が建ち、巫女さんが由来を説明してくれるのだが、ここで初めて知った意外な事実は「関」なんていうから、箱根の関所のように常設だと思っていたが、な〜んと義経を捕まえるために臨時に設けられた検問所のようなものだったということ。わざわざそのためだけに作って、さらに肝心の義経と知りつつ見逃すとは! これはまるで一昨年自宅に侵入したピッキング盗を大歓迎して仕事を見守りご苦労様です!と送り出した東京下町の某タリ番犬のよう。今なら特別背任罪も検討か?(←たび狸・根っからのアンチ判官贔屓)。ともあれそんな故事からここのお守りは「難関突破」の効力があるそうなので、司法試験や1級ボイラー技士を目指しているコーギーには必携か(?)。
で、参詣もすまし車は北陸道へ。次の観光ポイントは金沢への途中にある松任海浜公園(徳光PA)。高速道路のPAながら、広大な日本海に降りられる絶好のロケーション。しかし前述のように本日の波高は6m。これはまたとない豪気な犬捨ての大チャンスだと狸が考えていることを察知したか、偽サーファー・イヌタク、ロープを握りしめ(?)海岸に出るのに抵抗。仕方なしに人間のみ、なんとPAに併設されている「松任CCZ温泉」(TEL076-274-5520、入浴料370円)で暖をとり、一路金沢市内へ向かう。
さて、金沢市。前田家加賀百万石で知られる日本有数の文化の都。来年のNHK大河ドラマ「利家とまつ」(「噂の刑事トミーと松」にあらず←古すぎ)放送も控え、見所、食べ所は膨大にあり、とてもじゃないが1日2日では全く回りきれるわけなし! しかもたび狸の高校時代といえばもはや20年以上前とあってか、なぜか全く当時の記憶と一致せず! 仕方なしにガイドブックを片手に今回は犬が侵入可能な所だけを何カ所かピックアップ。最大の観光地「兼六園」はもちろん犬禁。野々村仁清の国宝・京焼の雉(←前々章でコーギーにきびだんごを独り占めされ餓死した雉←むろん嘘←でも必見)がいる石川県立美術館もTOEIC860点以下の犬は出禁で、エリザベス女王以外のコーギーオーナーには口惜しいところ。となれば、まず向かうは、当〜〜〜〜〜然、メシに決まってるじゃないですかメシに!!!!!(←ハイエナオーナー)。
街の中心部に位置する近江町市場は鮮魚・青果・総菜など180店が軒を連ねる藩政時代から続く金沢市民の台所。コンパクトにまとまっているぶんだけ雑踏もすごく、短足コーギーはうかうかすると踏みつぶされる期待感も充分。食事処も寿司屋、定食屋などよりどりみどりだが、今回は老舗の「近江町食堂」(TEL076-221-5377)へ。テレビ。雑誌などでお馴染みの「近江町定食」1500円は刺身盛り合わせ、煮物、酢の物の定食だが、肝心の刺身がちょっと寂しい内容。一方、追加注文のサバ塩焼き&イワシ煮は美味でリーズナブル。結論「市場での食事は定食&丼物は無視し単品を組み合わせるべき」。
続いて向かうは長町武家屋敷跡。かつて加賀藩の上・中級武士の住居があった場所で、狭く入り組んだ路地に土塀を巡らした屋敷が並んでいる。金沢といえば雑誌でもTVでも必ず出てくる地域で確かに風情は充分。特に中心部は歩行者専用なので犬連れでものんびり廻れます。
そうこうするうちに、さらに天気は悪くなり、寒いは雹は痛いはで、まさに街中にも関わらず八甲田山雪中行軍状態。やけくそのご一行は犀川を渡り寺町の散策。隠し部屋や落とし穴など随所にカラクリが仕掛けられ"忍者寺"とも呼ばれる妙立寺(拝観予約制・聞くまでもなく犬禁)など多くの寺院が集まる静かな一画。しかし、天気が良ければともかく、ここは観光と言うより散歩向きの町なので3匹はカチカチに凍えきってあわや即身成仏に…。
で、今日最後の観光スポットがひがし茶屋街。格子が連なる町並みの花街らしい艶やかな雰囲気が人気を集めている、いま金沢有数の注目スポット。天気はやや回復して、とりあえず曇り空に。このひがし茶屋街、以前は文字通り敷居の高い料亭だけだったが、昨今は景気も影響してか、老舗が副業で始めた洒落た飲食店やセンスある雑貨屋に中身が変わりじっくり遊べば非常に楽しそう。これらの点をすべて勘案すると、ピタゴラスでなくとも明確に導き出される結論、それは
「地球に核と金沢に犬は不要!!!」
そして心まで冷え切った一行を暖かく迎えてくれる今日の宿は尾張町の「旅館やまむろ」。明治30年創業の老舗旅館は家族経営の温かい宿。近江町市場、ひがし茶屋街、兼六園も徒歩圏内で、金沢観光には最適な立地と、何よりうれしい犬代無料。上質の素材をふんだんに使った手作り夕食の心のこもった味に満足満足。しかしこの夜、深深と冷える金沢の夜に爛々と燃える邪悪なたび狸の瞳があった…。
さて、翌朝、「ブモゥ〜〜〜〜〜!」といういななきとともに黒牛が目覚めると、そこには邪悪狸の姿は無し…。そして机の上の水色の便箋には、ただ一言「探さないで下さい」と涙色の文字が(あべ静江?←誰?←激レトロ!)。そう、雨と犬を何よりも忌み嫌うたび狸、本来は今日の最終便で東京に戻るはずが、昨日の観光に疲れ切り、なんとさっさと自分だけ始発便に変更して空港バス利用ですでに小松→東京へ!!!逃げたかたび狸!!!!ということで、ここからは、お楽しみの黒牛のレポートだっ!!!!!
【黒牛PRESENTS 歳末オフ@北陸レポート】
(ちなみに桃色字はたび狸の"茶々"です)
12月16日、きょうは北陸コーギーズ(略称・北コー)の皆さんと楽しいオフ会。事前の情報ではこんななまくら犬一家(←すでに1名逃亡済み)のために8頭のコーギーが集まってくれるらしい。天気はどうかな…?
朝のまどろみの中にいた黒牛は(←通常「マイ寝藁」持参…)、妙な静けさに胸騒ぎを覚えた(←肥満による心臓肥大?)。気が付くと狸が寝ていたはずの布団はもぬけの殻(←"もぬけ"とはいかな生物?)!! しかも犬は床の間でヘそ出し爆睡中(←偽古九谷焼置物犬)!!! やられた…。食べ物以外には無反応の二級嗅覚障害犬には、たび狸を探し出す技術も根性もなし。そぼ降る雨を見つめながら、「たび狸が地団太踏むような楽しい1日にしてやろう!」と犬と誓い合うのであった(←ゾロアスター教?)。
一人豪華朝食を済ませ、8時40分、宿まで迎えに来ていただいた"北コーの笑いの殿堂"休休庵さん&アジ界の新星・ハチくんと対面。狸は漁に出たまま帰らない旨伝え(♪つまみは炙った烏賊でいい〜)、置物犬と共に休休庵家の「アトレー7ハチスペシャルバージョン号」に便乗し、午前の観光地・能登半島目指してGO!(←表現古し…)
荒れ狂う日本海が間近に迫る能登半島有料道を進み、途中の高松PAで"北コーの宴会部隊長"とりあたまさん一家&ポプリちゃんと合流。「晴れ犬魔力」で本降り状態だった雨も嘘のようにあがり、一行は能登金剛の代表的な景勝地・巌門へ!
巌門は、岩盤が海食によってできた幅6m、高さ15m、奥行60mの貫透洞門で(←間違えなく資料丸写し…)、1周15分程度の遊歩道が敷かれているが、折りからの悪天候で完全水没状態。勇猛果敢を売りにする(←で"宴会部長"??)とりあたま氏、有毛多喚のなま白犬ともにそれぞれ、「水着を忘れた」「ムダ毛のお手入れがまだ」という理由で遊歩拒否。やむなく強風の中、記念撮影をとっとと済ませて、楽しかった能登観光はこれにて無事終了(←おいおいおい!)
次はお待ちかね昼食宴会へ。会場は"北コーのグルメ王"みかん母さんのお薦め、高松町の「河北亭」(TEL076-281-0013)。「北陸コーギーズご一行様御席」の大看板(←絶対ウソ!)の前では、みかん母さんと"北コーの父の鏡"ぶらまりパパさんがお待ちかね。広い座敷でビールをゴキュゴキュ飲みながら、寒ブリの刺身、かぶら寿司、鯛の兜煮、鱈鍋などなどなどなど、北陸の冬の味覚を堪能! う〜ん、旨い! 天国だぁ〜!! たび狸地団太踏むこと間違いなし!!! 「むぎははさんって、意外と普通の人なんですね」というお褒め(?)の言葉もいただき、大満足!!!!!(←出来れば北コーで引き取ってください…) 宴会終了の頃、"北コーのアイドル"なおなおさんが、富山から雨を連れて駆けつけ、これで本日のメンバー勢ぞろい。駐車場に戻ると各車から一斉に轟く咆哮。「早く出せ〜〜〜〜!!」「ワシもワシも!!!」。この騒ぎに仕方なしに、雨の中「高松運動公園」で珍犬オフ会を決行することとなった。(←ちなみに21年前の今日、ケンタッキーおじさんカーネル・サンダース昇天。←豆知識!←何?)
ここで、今日集まってくれた北陸コーギーズのみんなをご紹介。[福井ハチくん=女の子には滅法優しいスポーツマン!][高木ポプリちゃん=ロン毛のラブリーな女の子!][多々見みかんちゃん=小柄で運動神経抜群。足の速さは皆を圧倒!][多々見くりくん=体は大きいけど垂れ耳がとっても可愛い!][平野ブランディくん=車椅子を上手に乗りこなし、元気一杯走り回る優しい男の子!][平野マリンちゃん=運動では男の子にも負けない元気で活発な女の子。スタイル最高!][渡ウェルくん=心優しく控え目なハンサムボーイ!][渡小筆ちゃん=名前を呼ばれれば、どこからでもすぐ戻ってくる、と〜〜ってもいい子!][武蔵坊弁むぎ=以上のすべての犬に鼻つまみ者の、なま白凶悪バカボン犬…]
一緒にアジリティ練習をしているというみんなは、芝生の上を縦横無尽に走り回り、和気藹々にとっても楽しそう。そこにイレ込み過ぎで鼻息荒く突入する帝国魚雷犬。どんな大惨事が待ちうけているかと思いきや、な、な、な、な〜んと、ワシワシと吠えてはいるものの、一緒に走って遊んでいるではないですかっ! 事前にどんなに悪辣な犬か申し送っていた北コーの皆様からは「口ほどにもないじゃん…」というご意見もあったかと思いますが、こんな光景見たのは実に5年ぶり?(←今5歳半だから6年ぶり←?)この場にたび狸がいたら、号泣していたことでしょう(←その後、牛&犬の無傷の生還に無念さで号泣…)
寒さも増し、野犬たちも疲れが見え始めたので、午後4時、犬オフ会もつつがなく終了。 北コーの皆様のお陰をもちまして、牛&犬、とても楽しい1日が過ごせました。本当にありがとうございました。たび狸もさぞや悔しがっていることと思います(←現在、この駄文を推敲させられ悔し泣き中!) 最後に休休庵さんにレンタカーまで送っていただいた牛&犬は「ハイウェイオアシス徳光」でハイエナのように最後まで土産購入をし、楽しかった1日を反芻しながら小松空港へ向ったのでありました(←ククク、何も知らんと…)
↑いかがでしたか、年を経るにつけ、ますます辛気くさく貧乏臭くなっていく黒牛のレポート? こんなことなら同じつまらなくても環境に優しいたび狸にしておけば長い間のランニングコストがお得です(←何?←北欧型セルフケアツッコミ!←何何何???)
さて、ということで、へろへろになって19時に小松空港にたどり着いた黒牛。とっとと逐電した狸の分まで今日一日馬鹿犬君の面倒を見たその功績を神様は見ていてくれたようで、そこで告げられたのは「最終便は故障のため2時間半遅れて出発です」という、心の底まで暖まるお言葉。結局、剥製状態になった牛&犬が帰宅したのは深夜0時30分!!!! 「あ〜とっとと帰っておいて良かった〜」とプチ幸せを感じる腐れ狸のつぶやきとともに、本年のたび犬行脚も無事(?)終了したのでありました。ふるさと金沢の皆様、気候が良くなったらまたぜひ伺います!(by外道狸@信憑性ナシ…)
♪リ〜ン♪リ〜ン「あっモシモシたび狸さん? こちら横浜市立金沢高校だけど、いくら自分の学校でも有害HPに勝手に校歌載せちゃだめだよ! エッ? ボクこどもだからワカンナイって? このクズ狸〜〜〜〜!!!」
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