2001年10月6日

























湖を望む山荘



そば処ハセ川

春日八郎記念館…

大盛況の牛乳屋食堂

和カフェ

遠島…

中瀬沼展望台


逃げたか!たび狸…



 「絆」という言葉があります。「愛の絆」「親子の絆」など、美しい響きを持った言葉です。しかし、この「絆」、もともとは「牛、馬など、動物をつなぎとめる綱」という意味で、その点、私はノーリード派なので、犬との絆はまったくありません…。 
 皆様こんにちは。相変わらず安定して何の役に立たない無用の知識で始まった当たび日記、今回の内容をまず総括しておきますと「皆無」! 有識者の皆様はこんなものを読んでる時間があったら全日程終了の今、巨人の優勝の可能性が本当に無いのか再計算してみた方がいいと私は思います(意味不明…)。
 ということで、10月6〜8日の連休、たび犬出陣して参りました。それもまたもや裏磐梯!!!どうせ、また「萌実の季」に泊まって喜多方でラーメンだろって? あたり!!! それではここでたび狸の悲しい言い訳に耳を傾けてみましょう(なぜ?)。その日暮らしのたび狸、9月末から約10日間イタリアに遠征(ポケモンの操り人形を路上で売る仕事←知ってる人だけ笑える小ネタ)。そして帰った翌日から茨城県に出張(ドラエモンの操り人形を体育館で売る仕事…)さらにその翌日、徹夜で横浜のスタジオに!(ハローキティの操り人形を売る仕事…)そして、その翌日に出発と、巨大なましろ犬にもまして、狸、今回はまるで体力もやる気もナシ!!! これぞひとえに「HP更新のため」の惰性の旅。ということでご一行は東京・新富町の大衆中華屋「三久」(TEL秘密←?)で「白菜うまに」「えびたま」「麻婆春雨」を食し金曜日夜8時に出発。はや文字数稼ぎモードながら、先日、函館で捕獲されたにも関わらぬ黒牛の荒くれ運転で10時30分裏磐梯着。そしてなんと今回はあらぬ風説を流布するたび狸に常宿「萌実の季」が宿泊拒否!(嘘)。ということで全国130万16人のペンションファンにお応えすべく新規開拓の「小さなホテル四季の森山荘」にチェックイン。そして即就寝!よってレポートは明朝までおあずけ!。
 で、明朝(おいおい…)、この「四季の森山荘」は客室から桧原湖が望める眺望、24時間入浴可の露天ジャグジー、そして「山海の幸の炭火焼き(要するにバーベキュー)」メーンの夕食がご自慢の高級ペンション。全室にトイレ、テレビ、電話完備。ビール・ジュースの自販機もあるので、食事時間以外は「客室でごゆっくり」という主義の様子。ということでたび狸の判定は「犬連れペンション入門者、及び、犬連れ以外の同行者がいる場合にオススメ」とのこと(←ひとごと…)。そして小泉政権にならい何事も前例を打破するむぎ一家、今日は読者の裏をかいて、ラーメンではなく日本蕎麦を攻略! 喜多方市から車で10分ほどの所にある山都町、ここは今や超有名な「蕎麦虎の穴」。元々は山の農家で常食としていた蕎麦を内職的に観光客に振る舞っていたのが今や“蕎麦一色”の町に! 同町宮古地区、一ノ木地区の2カ所に20店以上の蕎麦処がひしめいている。で、今回訪問したは「うわさのそば処ハセ川」(TEL0241-39-2050)。おすすめ「そばセット」は山菜、キノコ、自家製そば豆腐&さしみこんにゃく、野菜天ぷらをおかずに、手打ち蕎麦が食べ放題で2500円也。気さくな応対で一度は訪問をお奨め。続いて向かうは芦の牧温泉の、その名も「牛乳屋食堂」(TEL0242-92-2512)。しかしその前に、通り道にある「春日八郎記念館」(TEL0242-82-4254)を怖いもの見たさで訪問。「♪泣けた泣けた堪えきれずに泣けたっけ…」という『別れの一本杉』など数々の名曲で知られる八郎先生。田圃の中にポツンとある記念館では先生の歌のカラオケが歌い放題!たび狸も泣けた泣けた…。
 で、目的の「牛乳屋食堂」は昭和初期に牛乳屋を創業した初代が、中国人にラーメンの作り方を習い食堂を始めたとのこと。なんと午後2時にも関わらず地元ナンバーの車で超満員!味はプリプリ麺と煮干し系ダシで「会津ラーメン」をうたう「喜多方ラーメン」と「旭川ラーメン」の中間(←役に立たない描写の好例)。「なんだ結局ラーメンか!」との読者の罵声は補聴器を外し聞こえないふりのたび狸…。売り物の「ラーメン&カツ丼&牛乳」の牛乳屋セットが話題的にはおもしろい(えっ?おもしろくない?)
 で、完膚なきまでに満腹になったご一行は、会津若松市内を観光。いまここでナウい(?)のが、骨董屋と“和カフェ”巡り。古い商家が軒を連ねる「七日町通り」は老舗の民芸品店やレトロなカフェなどが点在する観光客向け散歩道。舗道が完備されているので犬は店頭に安全放置。散策後、明治時代の蔵を改装した「珈琲館 蔵」(TEL0242-27-3791)で一服(←死語…)。夕方6時宿に帰り、くだんの「バーベキュー」を食しこの日は終了。
 さて、翌日、連夜のご乱行がたたってか、ご一行はめでたく「四季の森山荘」を追放。昨日はひたすら食いまくったが、今回の旅の最大の目的は紅葉見物! ということで、前回に続き船でしか行けない「松原キャンプ場」(TEL0241-32-2247)に。紅葉の始まりを見ながらかの有名な山形名物「芋煮」(2日前までに予約。一人1500円程度)を堪能(←やはり食い物…)。犬は湖に入り恒例のご発狂。たぶん10月一杯の営業なので興味のある人はぜひ(再開は来年のGWとのこと)。
 そしてさらに“コーギータウンページ”を目指す一行は裏磐梯の「犬可」のカフェを開拓。「リストランテ・イルレガーロ」(TEL0241-37-1855)は地元素材を使ったイタリアン・レストラン。犬連れOKのテラス席(5〜10月頃までオープン)で、窯焼きピッツァと手打ちパスタのランチコースに舌鼓。その後、でっぷり太った犬を坂路調教するためにレンゲ&中瀬沼探勝路を爆走。コースは舗道&木道で非常に歩きやすく、途中の展望台からの紅葉の中瀬沼の眺望も抜群。さらには桧原湖最奥にある謎の犬歓迎レストラン&ペンション「わんだふる」(TEL0241-34-2567)を潜入調査し、結局のところいつもの「萌実の季」に撤退。恒例の美味創作夕食とバータイムで大暴れして、マンネリの夜は更けていった…。
 さて、翌日。今日は三連休の最終日とあって、予想されるのはお約束の大渋滞。狡猾率では首位打者に輝く(?)一家は、はや10時には裏磐梯を出て、吾妻小富士、浄土平などの名勝を巡る磐梯吾妻スカイライン経由で、福島西ICへ。が、すでにそこは行楽の車で大渋滞の環八状態(ただしラーメン屋街はなし…)。名勝の駐車場も満杯で、怒りのたび狸“観光中止令”を発令! ぐずる狸に影響され天気も崩れ気味になり、その後、当然のごとく東北道20Km渋滞などもあり、黒牛と犬は夜7時に這々の体で帰京。狸はどうしたって? もちろん福島駅から東北新幹線で帰りましたよ〜。だってワシ渋滞大嫌いだし、明日からまた“とっとこハム太郎の操り人形”売りに行かなくちゃならないし〜。てなことで今回の結論「三連休に東北道方面に車で行くのはバカ!」。ちなみに昨年の同時期の日記には「三連休に中央道方面に車で行くのはバカ!」と書かれていたことは、一部の好事家を除いて気づかれてはいない…(←何様?)