2000年7月28日






格安の「むぎ2号」…






















無理心中…

ストーカー犬

ゴンドラ犬

野良犬…

プレーリードッグ

一反もめ







主婦魂…



 実はここだけの話しなんですけど、ワタシ、昨日、犬を買いました。それも秋葉原の路上で怪しい男から。なんでも犬メーカーの工場が火災にあって、水を被って売り物にならなくなった犬を特別に安く分けているそうです。種類はW・コーギー・ペンブローク。年齢は推定4歳5ケ月、体重は13.2Kg、1日の糞量210g…。先週のニセコ旅行でむぎを処分してから、ちょうど次の犬を探していた旧むぎ一家、むぎに生き写しだったこともあり、思い切ってこの犬を買いました、名前は「むぎ2号」。でも面倒だからこいつもむぎと呼ぶことにします。えっ?あなた様は、何をそこでブツブツ言ってるんですか? いいの!細かいことはどうだって!だいたいみんな秘書のやったことで、ワシは関係ないんだから!!!もう、ほっといてくれ〜〜〜〜〜!!!WO〜!HA!(と「恋のダンスサイト」を歌いながらムーンウォークで舞台下手に退場…)。
 ということで今回から始まりました「たび犬むぎ(2号)の旅日記」、“リニューアルか?”などとの世間知らずな声(T川J子さんほか)も寄せられましたが、そんな面倒なことするわけないじゃないですか!(←泰然自若←全然意味間違い)。どうせ誰も読んでないんですから、原稿だって一生使い回しにしたいくらいですよ!メソメソ…。はいはい、じゃあやりますから、書けばいいんでしょ、よっこらしょ、じゃあね、寝たい人は寝といてね、ためになんないから、んじゃ「たび犬夏休み」篇のはじまりはじまり〜〜デロデロデロ〜〜…
 
 日本列島全面梅雨明け!夏だ夏だ夏だ!夏と言えば?TUBE?否!!そう嫌がる犬を砂浜に埋めて樫の棒で叩く「犬割り」だっっっつ!などと文字数稼ぎをするのも暑くてめんどくさいので、いきなり本文(といいつつここまで約800字稼ぎましたエヘン!)今度の旅のコンセプトは「絵に描いたような夏休み」。統計によれば愛犬の不良化と凶悪化は夏休みに一番起こりやすいとのこと。ここは思い切り、ぐうの音も出ないほど犬孝行をしてやろうと、7月28日午後、ご一行は東北自動車道を福島県・裏磐梯へと旅立った。都内から実測3時間15分(時速140km換算!)で楽々到着。今回の宿は1月にも大襲撃したペンション「萌実の季」。基本的にはペンションがそれほど好きでないたび狸が現在唯一好評価するペンションである。この日はすでに夕刻につき、元板前のオーナー(29)の自然志向で工夫満点の絶品夕食に腹鼓を打ち(←お約束ギャグ)、三匹は明日への英気を養うのでありました。
 さて、翌日、天気はうすら晴れ。まず夏休みのトレンドといえば「保険金殺人」(←何故?)。いままで様々な乗り物に乗ってきたむぎだが(いや、ダンナ、こいつは秋葉原できのう買ったばかりですけどね…←くどし)、今回は「カヌー」に挑戦!目にも鮮やかな緑あふれる湖で、あわよくば、むぎ&黒牛ともども湖底深くに沈め、保険金約5千円を略取しようというたび狸の「夏の自由課題」! オーナーの紹介でカヌー&ライフベストを借り(カナディアンカヌー一式半日2000円トップシーズン3000円)、さらに指導&ガイドをしてもらい曽原湖に出陣!。前科犬むぎ、つい2年前にはラフティングで大いばりで人間様に命令していたくせに、急に臆病姑息犬に豹変!カヌー搭乗を拒否し、たび狸に金剛杖で殴打されしぶしぶ乗船。湖面は静かで釣り人がちらほら、操船はごく簡単。が、犬は変わらず「キュン鳴き」しているので、怒ったたび狸、ライフベストを着けむぎを水中投棄。すると泳ぎを思い出したのか「ぬだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と平気の平左で“王様顔”で泳ぎ始める始末…。2時間ほど遊んだのに相変わらず泳ぎたりない顔で、再びたび狸に「ギャフ」で一撃され水揚げされるに至り、むぎ犬生でも間違いなく楽しい思い出になったこと必定。ワシが犬からお金をもらいたいくらいなり〜(←キテレツ大百科? )。
 そうしているうちにも天気は快晴になり、つづいて向かうは「グランデコスキーリゾート」(TEL0142-32-3200)。真夏にスキー場とはこれいかに?もちろんスノボだ〜〜〜〜〜〜〜っ!(て、わけなし)。スキー場のゴンドラは夏期も観光運転しており(往復1200円)犬も大歓迎(無料)。標高1390mの山頂駅からしばし足を伸ばすと木道が整備された「デコ平湿原」に。ピークシーズンでもそれほど人は多くなく、爽やかな高原の風に加え、根性なしですぐ音を上げる軟弱犬には小さな渓流がいくつもあり即水冷可能!ハイキングを楽しみながら、木のベンチで宿で用意してもらったランチBOX(500円←美味)の昼食をとり、たび狸一族郎党も中東和平交渉の不調もしばし忘れ夏休み気分満喫!(←誰?)。さらには、再び下界に降り、「れんげ沼」の芝地爆走に、曽原湖に流れ込む小川で大水遊びと、まさに犬風俗界の酒池肉林!!!宿に戻って昼寝をし、またまた美味しい夕食を楽しんだ後は、宿泊客&野良犬で徒歩のホタル見物!満天の星空の下、野生のホタルさんとも対面し、旧姓・多田J子さんなら、思わずポエムの1冊も書いてしまいそうな充実した一日!朝から晩まで遊び回ったむぎ、宿に戻ると3秒で昇天し、はやくも翌日のむぎ3号の登場を予感させるなまくらぶりであった…。 
 さて翌日はこの地のハイライトでもある「五色沼散策」(2001年9月現在犬禁!が、無視して良し!)。磐梯山の噴火で誕生した大小の湖で、含有するイオンの質の違いから赤、青、瑠璃など様々な色に見える美しい湖が1時間の散策コースに8つ点在。不肖たび狸氏は28年前に、そのうちの一つ「毘沙門沼」に転落という経験がある由緒ある(?)観光地。午前中なら木陰も多く多汗症の(←嘘)ご愛犬も楽勝で『TUNAMI』を鼻唄で歌いながらそぞろ歩く始末…。「柳沼」側から廻る方が全体的に下り坂が多くお薦めとの噂も、私、測量技師ではないので、軽々しく断言しておきましょう。実測、犬連れだと所用1時間半(犬が茶店で生中を“ゴキュゴキュ”〈著作権者=マリンママ〉飲んだため…)。出口と入口は別なので、バスで車を取りに戻ることになります。そして、むぎ家はオーナーにまたまた迎えに来てもらい、最後に今回の旅の最大のお薦め「秘密のお土産収穫」に向かうのでありました。
 裏磐梯のお土産とは?饅頭?最中?エルメス??無事故でいいのお父さん???否!否!否!!!!!!!!!。あまり名物がない裏磐梯で心に残るお土産を持って帰ってもらえないかと考えた農園主が、ペンションのオーナーの食材仕入先でもある佐藤さん(←人名推測)。そこで、始めたのが、完全無農薬有機栽培の夏野菜の「野菜狩り」。一人900円で、なんと取り(食べ&持ち帰り)放題!!!。野菜狩りと聞いて、早速、M-17自動小銃とボムボム弾と保冷10トン車を急遽購入したむぎ一家、オーナーと車で20分ほどの喜多方市と境の農園まで行き、ビニールハウスに向かって一斉攻撃で狩りまくり! 惨劇のあと、現場には、トマト(桃太郎、イタリアンなど五種類!)胡瓜、長茄子、賀茂茄子、ズッキーニ、オクラ、赤ピーマン、唐辛子、セロリ、ルッコラ、パセリ、バジル、ミント、ブルーベリー などの虐殺体が累々と!なんと、スーパーの買い物カゴ2杯分も取ってしまったワシらも、まさか超強欲者と責められまい(←主語不明) 農園には目印もなんにもないので、希望者は試しに「萌実の季」にご宿泊を。ちなみに「萌実の季」、“パスタ懐石(1200円)”などのランチもやっているので当HPの情報だけは死んでも信じたくないという人は偵察に利用してみるのも手(以上、昨晩の無料おつまみピクルスとタイアップ広告…) 。そういう私たちはって? もちろんです!昼食には喜多方ラーメン3軒(「まこと」「秀月」「みのや」)ハシゴして帰りました!これだってパスタだし〜〜、だってワシら馬鹿なんだも〜〜〜んみたいな〜。ということで、すみませんが、たまらなく暑いんでもういいかげんにこの章終わっていいですかっ!?(←逆ギレ)。では最後に今日の一口知識!「福島県には‘尻取り’が無い」!!。「まり」「りす」「すいか」(中略)「みかん」(!?)  ん〜…「ん〜ま(馬)」!!!。…な、なんですか!その先を尖らせた竹の棒は?だってむかし福島の人に聞いたんだも… ア、イテテ! も〜ニッチモサッチモどうにもブルドック!ハッ!(たび狸、熱中症にて今回も昇天…)



【編集後記】
 「ともかく今回の旅行は充実しました。特にここは、初めて犬と旅行に行く方にもお薦めしたい所です。ペンションの犬可部屋はバス・トイレ・TV・冷蔵庫付きの離れで貸し切りだし、ハイカラな感じの手作りケーキ、アイス屋さんも沢山あり、カフェ、レストランなどもテラス付きの店が多いです。個犬的には、ニセコよりずっと好きですね。さあ、ご同輩諸兄もはじめてみませんか!」=赤坂プリンスプールサイドにてむぎ談(←オヤジか?)