99年12月5日



































「イシイ」。手前は犬…









「日吉屋」。手前は犬…

この「大もり」。手前は箸…
















「山利喜」。奥は犬…


「みの屋」。(念写…)

 それでは発表します。HP開設一周年記念アンケートの結果、栄えある当HPであなたの一番好きなコーナーは?♪ドロドロドロ〜(四谷怪談にあらず…)パンパカパ〜ン!「みんなの歌」32票!。以上、ご案内、玉置宏でした〜。
 ………せっかく毎晩泣きながらあんなに沢山書いたのに「たび犬の足跡」人気なし…。どうせどうせワシなんか…。だいたい誰もこのコーナーなんて読んでないにちがいない。じゃあもう好き勝手に書いちゃうもんね、日本3大凶悪コーギーは、西日本の…、えっ?書いちゃダメ? 殺される?♪あ〜あ〜あ、あ〜あ〜大五郎、まだみつっ〜(←何?)。
 ということで、「最近全然HP更新しないみたいな〜」という非難の声に押され、捨て鉢に書き始めたものの、年内はもう犬旅の予定もなし。しかも、むぎ来春4歳!。すると来年は当然「お受験」?。お受験といえば神頼み、この時期の神頼みといえば、そう!もちろん七福神巡りだ!(←受験生を持つお母さん真に受けないように。当HPは電話番号以外は全部真っ赤な嘘でNASAのコンピューターにより作成されています)。ということで、苦し紛れに始まったこの章は当HP初のシーズン先取り企画「正月必携!江戸深川七福神巡り詳細案内」!。これでY2Kも怖いものナシ!。やったね明日はホームラン王だっ! 関東以外にお住まいの方、ゾロアスター教の方などには、全く役に立ちません、読み飛ばしてください。えっ?誰も読んでない?じゃあ日本3大凶悪コーギーは…。
 日本全国七福神は数多あれど、この深川七福神の最大の特徴は、あ〜いいですかメモの用意は?「むぎ家から歩いて行けること!」以上!。などと書いていると天罰が下るので、「犬連れに最適全行程2時間」「車の往来少な目」「買い食いポイント点在」「若干の江戸情緒」などとってつけたように魅力満載。コースは都営新宿線森下駅から営団東西線門前仲町駅の間、どちらからでも回れますが、だんだん賑やかな方に向かう方が楽しいので森下からのご紹介。ちなみに七福神は犬入場黙認、その他のポイントでも犬は路上放置安全です(業務用土佐犬除く)。
 森下。あの川俣軍司で有名な隠れた下町の拠点。車で来る方、はっきり言って駐車場少ないです。しかし、天保年間より「正月三箇日は駐禁はとらぬ」という不文律があるので、大通りに堂々と駐車して下さい(裏道の個人宅前だと逆に通報されます)。では経路の説明です、再びいいですかメモの用意は?「“深川七福神巡り”と書いた幟(のぼり)に闇雲に従って歩くこと」…。これは楽、絶対に迷う心配なし、地図見る必要もまるでナシ! この森下、買い食いの虎の穴につき、最後に戻ってくるので説明は後述。では出発!
 森下駅から幟を目標に清澄通りを歩いていくとまず登場する「イシイの甘栗森下中国店」(TEL03-3846-3545)。元日朝から焼きたての甘栗を売りまくるという気合いの入った店!品質もよく、出来たての中華饅頭などもおすすめで「今が買いってこと!」。で、腹ごしらえと道中のおやつを確保して、まず向かう起点は寿老人の深川神明宮。各七福神ではマスコット(たぶん来年も土鈴)を用意、それをひとつずつ買いながら回る仕組み。ここで忠告!土鈴を結ぶ笹(または宝船?)は最後で買うこと!持って歩くのは非常に邪魔!以上、唯一の実用情報終わり。毎年この記念品(?)を売っているのは七草の日までなのだが、今年は15日(もちろん1月だ!)まで延長!理由を尋ねたところ「ミレニアムだから」だそう。明らかに便乗商法の一例である…。
 次の布袋尊・深川稲荷社に向かう途中にあるのが「芭蕉記念館」(TEL03-3631-1448)。たび犬&狸が師と仰ぐ、かの松尾芭蕉先生の庵跡もすぐ近く。続いて布袋尊を過ぎ毘沙門天・龍光院に向かうと登場するのが「深川江戸資料館」(TEL03-3630-8625)。文字通り江戸の町並みが館内に再現されておりお父さんもびっくり(←何が?)新年は5日から。この周囲には駄菓子屋や、名物「深川めし」のお店が点在。しかしコストパフォーマンスを重視するたび狸は、高くてしかも新興店の多い深川めしはパス、遮眼帯をつけあと200mほど進むと、関八州蕎麦目付・たび狸の最大のおすすめ「手打ち蕎麦・日吉屋」(TEL03-3642-0085)へ。こんなとんでもない所にあるさえない(?)蕎麦屋ながら、大正6年創業、毎朝玄蕎麦から手打ち(しかも週ごとに蕎麦の産地が変わる)、飯豊山系の伏流水使用、米は新潟コシヒカリを毎朝精米というとんでもない気合いの入った店!ところがやってるのは推定七十歳のおばあさん一人!!! 宮崎駿の世界?(←全然違う?やっぱり)。そして何より評価出来るのが「うまい蕎麦が安い」ということ。大もり850円で写真の量。都内某有名店なら2000円?この店正月は大変混むので、混んでる時は注文はシンプルに「もり」か「ざる」を。手の込んだものは21世紀まで出てきません。空いていればセットメニューも(特にまぐろ漬け丼セット)強くお勧め。サービス券も貰えるよ(遠方の方は当財団に寄付を。byハイエナ)。
 さて、大幅に話を省略し、幟に従ってずんずん七福神を回る。途中で是非詣りたいのは、江戸期の探検家として知られる間宮林蔵先生の墓所。まさに「江戸のたび犬」と呼ぶにふさわしい(えっ?呼ばない?)先生に、ぜひ旅の安全をお祈りしたいところ。大黒天・円珠院を過ぎ一度清澄通りに出て海辺橋の手前には、だんごで有名な「伊勢屋」。本店は深川仲見世通りながら、絶対こっちの方が空いているので、だんご好きの方はぜひ。まもなく見えてくる福禄寿・心行寺では、正月は深川芸者衆が甘酒売り。そしてその隣の深川閻魔堂、お賽銭を入れると巨大な閻魔像(自称ハイテク閻魔!)が、敬語で説教をしてくれるのが笑えます。弁財天・冬木弁天堂に詣ると、最後は恵比寿の富岡八幡宮で、もうこのあたりに来ると相当な混雑、下町情緒一杯のお土産・買い食い屋も両脇にごちゃっとあるから何百万円でもお買いあげを。で、タクシーを拾って車を駐車した森下へ(犬は抱けばほぼ文句は言われません。むぎ家は何度も乗ってます。ポイントは「さもハンドバックのごとく、当たり前のように犬を抱いて乗ること」。「犬いいですか?」とか余計なことを聞いたら負けです←悪辣…)。10分くらいで再び森下へ。
 さて森下。理想は早い夕方に着きたいところ「カトレア」(TEL03-3635-1464。日曜休み)は元祖カレーパンで有名な店。本当は朝10時くらいに売り切れになってしまうのだが、地元在住のフリをすると電話予約OK!。甘口と辛口があり、本来有名なのは甘口だが、旨いのは辛口(福永法狸先生独断)。その斜め向かいが鯛焼きの「元祖浪速屋」(TEL03-3631-1786)。大行列の本店が嘘のよう。ちなみに「新年は何日から?」と訪ねたところ「2000年問題があるからまだ分からないんですよ」とのお言葉…。嘘つけ!で、そろそろお父さんなら一杯ひっかけて帰りたい時間(『週刊新潮』的きめつけ)。となると、もうこれは森下一の有名店「大衆酒場・山利喜」(TEL03-3633-1638。日曜休み)をおいて他になし!。雑誌やTVに度々取り上げられるこの店、有名な「煮込み」や「やきとん」を目当てに、時には5時くらいから行列が出来るが、な〜〜んと実は6時までの入店なら前日までで電話予約OK!もちろん2名でも可!誰にも教えちゃだめよ…。またここから30mほど菊川寄りには、森下食文化の双璧・桜鍋の「みの屋本店」(TEL03-3631-8298。6日から営業)が。両店とも店の前が歩道で、前者には入店待ちの列が、後者には名物の下足番さんがいるので犬も安心路上放置!。で、べろんべろんになって時速160kmくらい出して車を運転して帰って下さい。享保年間より「正月三箇日の飲酒運転とスピード違反はとらぬ」という不文律が…。などと書きつつ、こんなコーナーきっと誰も読んでないだろうなぁピスピス…。じゃあ、日本三大凶悪コーギーは西日本の…。 (初詣では「HPと競馬の無い国に行きたい…」と願う予定のたび狸であった)
お受験一口メモ
信号は青になってから、初詣は新年になってから。

【誠実経営のたび狸旅行社から】
 今回ご紹介した飲食店の中には当然正月休みの所があります。買い食いを優先される方は8〜10日の連休(特に土曜日)をおすすめします。ちなみにむぎ家は4日午後出陣予定。いさかいが嫌いな方は特にご注意下さい。むぎ家は森下から徒歩10分。事前にご連絡をいただければ歓迎いたしますが、たび狸が入場料徴収を狙っています。どうしても行きたいが三箇日に行けない、路駐はいやという方は、メールにてコインP(台数少なし)の場所をお尋ねいただくか、箱崎のTCATの駐車場(台数多し)、またはコインPにとめて、富岡八幡までタクシー、本文の逆回りで森下、そこから再びタクシーで戻るのが安心でしょう。たぶん全部ワンメーターでいくのでは?  …ってのも誰も読んでない?。日本三大凶悪コーギーは…。