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極悪ハコ乗り… |
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着いたぞ! |
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ばんえい競馬観戦 |
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またしても納税… |
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十勝岳にて |
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BBQ探知犬 |
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金大亭鮭コース |
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悪辣… |
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「いや、俺っちのことなんかどうでもいいんさ。名もない犬よ。んだ、たしかに昔はいっぱしの“ゲリラ犬”を気取ってた時代もあったべ。でもよ、若気のいたりっちゅうか、調子に乗って、当時、飛ぶ鳥も落とす勢いだった、讃岐連合のマリンママを討ち取っちまい、日本全国に回状まわされ、こっちとら、あっという間に凶状持ちよ…。ケジメ付けるために自慢のシッポも「ツメた」もんの、世間ってのは冷たいじゃねぇか。やれあそこには行ってウチには来ないのかとか、やれ返り討ちにしてやるだとか、そりゃもう罵倒の嵐。たまに銀座でおとなしく飲んでても「コスプレやれ!」だの、渋谷の回転寿司じゃ色紙かけだの、犬だから筆ペン持てねえんだよ!。挙げ句の果てには地道に続けていた豆問屋も嫌がらせにあって潰しちまった…。えっ「むぎ母」…。知らねえな…。噂じゃ、どっか海の見える病院に入院させられてるって話だぜ…。で、どこまで話した?そうそう、犬社会のどん底まで落ちてふと気付いたんだよ。俺が初めてゲリラ犬としてデビューした街を。そう、それがこの札幌だ。あのときはみんな優しかったよ…。なんて思い出したらもうたまらなくなって、気がついたらここにいたってわけだ。それにしてもよ、水1杯にうどん3本で1680円ってのは高くねえかよ!犬だと思って馬鹿にしやがって!おら!聞いてんのかそこの親爺!!あれ?何で俺、お手してんだ…??」
先日放送された秋の超人気番組「緊急密着全国警察24時」。その中であの有名な「すすきの中央交番」でケンタッキーのカーネルサンダースに、こんな悪態をつくコーギーをご覧になったみなさんも多いと思います(えっ?見てない?)。あれ、モザイクかかってましたが実はむぎです。ということでたび犬、10月の連休、意味無く北海道にやってきました。え〜ん、何にも書くこと無いよ〜。じゃあタラバ蟹の生態でも百科事典から丸写しして…。
今回の旅の目的は、純真無垢でおなじみの北海道コーギーズとのミニオフと、犬連れ旅のあこがれの地・北海道の覆面調査。となれば、卑しき性根のたび犬、賄賂をくれない施設には、徹底的に査定の鬼と化す所存!ドロロンパ!(効果音思いつかず…)。
出発は夕方、まず羽田空港まで自家用車で。今回は民間の駐車場(ターミナル渡し&返し)利用。3泊4日で9000円。対応も良く4☆。飛行機はJAL。「ワンちゃん何sくらいですか?」の質問に、たび狸&むぎ作り笑いで「10Kgくらいで〜しゅ!」というと、「では10Kg分で」(本当はケージ込みで1●Kg!!!)と大サービスの4☆。千歳着でレンタカーはトヨタ北。てきぱき応対で3☆。そして宿は札幌の定宿「ホテルH」(※残念ながら閉館してしまいました。痛恨…! 04.6)つもながらのリーズナブル価格と清潔な部屋で5☆。と、この日はもう夜中のため、犬は部屋に放置し、人間のみ、「すすきの」で北の味覚を満喫、ところがこれが2☆。毎度のことながらむぎ母の食べ物屋選びの勘の悪さに“かかと落とし”を炸裂させるたび狸であった。
さて、翌日、天気は快晴。犬も「行くぞ行くぞ!」とかかり気味。こうなれば向かうはただ一つ、北海道一の観光名所「旭川ラーメン」である!(論旨不明)トヨタレンタの威信をかけたアルファロメオ(ただし外観はスターレット)は、道央高速を爆走、あっという間に2時間半もかかり旭川着。「旭川ラーメン」の有名店の双璧「蜂屋」(Tel0166-22-3343)「天金」(Tel0166-22-5791)は文字通り隣り合わせ!さて、どちらを…。もちろん2軒合わせて重ね切りだっっっつ!!!好きずきなれど、変わっているのは魚の味の強いダシの「蜂屋」、オーソドックスな旨さは「天金」←ただし作るの遅し…。何をエラそうにって?だってたび狸はすでに北海道210泊以上訪問(毎度くどし)、過去の実績を鼻かけた傲岸な態度はコーギー界の深山本部長と…(えっ誰も知らない?)。 ともかく旭川はラーメンの町に決・定!(←欽ドン風に。←えっこれも知らない?)4.5☆!などといいつつ犬の情報をお待ちのそこのお嬢さん!ご安心を!腹ごしらえさえ終われば、旭川といえば、もちろんあそこです、アソコ!。そう!向かうは「ばんえい旭川競馬場」だ!馬をこよなく愛するたび狸もビックリの北海道だけの「専門競技」体重1トンを超す馬をモチーフにしたジュラ紀の動物が、これまた800Kgぐらいの鉄橇を引いて、さらにご丁寧なことに山型の障害を乗り越えていくという、もはやこの世に比すべきものなき、いじめの様式美!思わず当家のなまくら犬にも見習わせたい求道的(?)ギャンブル! えっ?犬に関係ない?と〜〜〜〜ころが、ギッチョンチョン!(←エジプトの石版より引用)。驚くことにこの競馬場、コーギー程度の犬なら入場OK!!ということで、ゲリラ犬も重戦車馬と対面して大興奮!見事「コーギー界において最初にばんえい競馬を観戦した犬」の栄誉獲得(ギネスブック、世界ウルルン滞在記ともに認定拒否…)。5☆!。しかも、いつも納税している地方競馬と、これはまるで違うもの!かくしてたび狸も爪に灯をともして貯めた小遣いを全額投入!!しかし、またもや「完全納税」だ〜〜〜〜〜っつ!!!!。1☆、グッスン…。以上、北海道たび日記終わり。
えっ?まだ書くんですか?しぶしぶ…。ばんえい競馬で1トンの馬に完膚無きまでに踏みつぶされたご一行は、丘の町・美瑛に向かった。実は今は亡きたび狸は、この丘に10年くらい前に仕事(ゴム紐売り)で6回も来たことがあり、そのころは、本当にな〜〜〜〜〜んにもない町だったんです。信じてくだせえダンナ!ところが、では突然ですが、ここで文章をむぎ母に変わってみましょう。
美瑛のお楽しみはロマンチックな丘の風景です。まず向かうのはお決まりの「パッチワークの路」。のどかな田園風景の中に「セブンスターの木」「マイルドセブンの丘」などなどCMでおなじみの景色があって、記念撮影には絶好の場所。当然観光客だらけで写真撮るのにも押すな押すなの状況。一応、有名どころの写真はしっかり押さえたけど、どこまで行っても同じような景色ばかりで飽きてしまった。日も落ちてきたし、いい加減に切り上げてとっとと2泊目の宿「ペンション・コスモスファーム」へ。JR上富良野駅から車で5分、富良野地区では数少ないペットOKのペンションです。
全6室の小さな宿で自家栽培の野菜を中心にしたヘルシーな料理が自慢。なんと言っても1泊2食付6800円!、食堂の缶ビール250円!!という安さがうれしい。夕食でビール・ワインをたっぷり飲んで、食後は車で約5分の「フラヌイ温泉」でほかほかに暖まって、寝酒にまたまたビールを飲んでぐっすり眠る…、予定だったのだが、同宿のお子様方の早朝からの元気闊達な館内移動により、寝たが最後テコでも起きないむぎ母を除く2匹は不眠気味。これで静かだったらなぁ…ということで3.8☆。ふらふらのまま、観光へと出立したのでした。
再びたび狸です。いかがでしたか「読みにくくつまらない文章」と「読みやすくつまらない文章」は?えっ?どっちでもいいから、一刻も早く終わってくれ?
ということで、翌日は十勝岳・望岳台まで車で上り、犬とトレッキング。全面の紅葉が見頃で4.5☆(←つけてどうする?)。人気の吹上温泉露天風呂は大混雑でパス。中富良野経由で富良野へ。途中の観光地はどれも大差なきも「ファーム富田」、「町営ラベンダー園」がおすすめ。ドラマ「北の国から」関連の観光地は、つまらない上、連休で大混雑ということもあり全てパス。田中邦衛犬ちょっと寂しげ。しかし、なんせたび狸が麓郷(ろくごう=ドラマ撮影地)に最初に来た頃は、まだドラマなんて始まってなかったんだから…と七代たたりそうなしつこい性格…。で、本日の昼食は「ふらのワインハウス」(Tel0167-23-4155)。十勝岳と富良野の町を見渡す丘の上でのBBQは犬もご相伴可で3☆。ただし冬は絶対やってないとみた!30円賭けてもいい!(当たり前…)。その後、翌日のミニオフに合わせ再び札幌へ。滝川から高速に乗り、札幌方面すぐに登場するのが「ハイウェイオアシス砂川」(Tel0125-53-3733) 通常のサービスエリアと公園が一体化した全面芝生の丘陵を中心に、奥に広がる森まで散歩したら数時間かかりそうな広大空間。犬にとっては休憩以上に楽しめそう。また、いざ旅行に連れてきたものの、予想以上にふがいのない犬を捨てるにももってこい!すでに森の奥では野良コーギーの群が出来つつあるとか…(明日子ママ談←嘘)。もちろん巨大な売店には北海道各地のお土産も売られており4☆(むぎ採点)。
そして今日の夕食は、ちょっと目先を変えて札幌から車で30分の石狩浜にある鮭鱒料理専門料亭「金大亭」(Tel0133-62-3011)へ。鮭で知られる石狩川河口に明治13年に創業した同店は、鮭づくしのフルコースひとすじの知る人ぞ知る名店。すべて鮭だけに、鮭好きの人にはたまらなく、鮭嫌いの人にも同じように堪らないきっぱりとした主義の店。建物も創業当時のもので風情満点。コースは3000〜6000円で、6000円は食べきれないおそれがあるので5000円がお薦め。すべて石狩鍋付き。要予約。4.5☆。食後はすぐ隣にある、海の見える露天風呂が人気の「番屋の湯」(Tel0133-62-5333)3.2☆に寄り、のぼせ上がった二人と、ずっと車の中で待たされ心まで冷え切った1匹は、本職の橇犬(宿所有)の咆哮に迎えられ、再び札幌「ホテルH」に戻ってきたのでありました。
さて翌日、日頃の善行が功を奏したか、天一面、抜けるような曇り空! 今日は札幌在住のチョコ君に、わざわざ三流犬の訪問にあわせミニオフ会を開催していただくことに。開始は13時。むぎ母、チョコ父母にわざわざ迎えに来ていただきランチタイム!しかし、その時たび狸の姿はなし…。そう!野郎はすでに朝9時から性懲りもなく「道営札幌競馬」に青色申告へ。そして、数時間後、石狩川に雄大なる生命のドラマを終えた鮭の亡骸とともに、「納税」以外、何一つ人生で成し遂げられなかったたび狸の腐った死体が浮いていたのはいうまでもない。
13時、市内モエレ沼公園でオフ会がスタート。ところが、このタイミングを待っていたかのように雨が本降りとなり、世話人のチョコパパすかさず「開会の辞兼閉会の辞」を。今日の参加犬は、小柄でかわいい甘えん坊のメイちゃん、大騒ぎの仲間をひっそり見つめるおっとり少女のココちゃん、女の子大好きでもカメラは大嫌いなポン太くん、前日の帯広ワンワン運動会で入賞・全道を股に掛ける体力派のみどりちゃん、大きな体に大きな心温厚紳士のチョコくん(職業硝子屋)、そして東京からわざわざ北海道コーギーズの平和を乱しにやってきた魚雷犬むぎ。会場到着時から、すでに騒ぎまくる犬約1頭。自己紹介では「わしがわしがわしがわしが…」と吠えまくり、興奮状態で二足歩行→ブヒブヒ→ゲホゲホのフルコースに、ほのぼのミニオフ会はもう大混乱。遅れて駆けつけたたび狸が「戸塚犬スクール流教育法」を早速ご披露し、参加人犬とも開いた口がふさがらないまま、蜘蛛の子を散らすように自然解散の方向に…。最後に参加者の方から「コーギーってこんなに目つきが鋭い犬だったんですね…」とか「こんな極悪なコーギー初めて!」とお褒めの言葉をいただき、楽しかったオフ会も無事終了。「本土系凶悪コーギー四天王」の皆さん!(ほれ、そこで何喰わぬ顔している、あなたとあなたとあなたです!)。本当のコーギーの恐ろしさを純真な北海道コーギーズの皆様に知っていただくために、ぜひ3月開催の「むぎ家Presents“コーギーを流氷に乗せてサハリンにながそう”冬の北海道ツアー(3☆予定)」に参加しませんか?。今なら、土佐犬用口輪と大動物用安定剤と特殊警棒付き!ばんえい競馬とあわせ、現地のロシア系日本人ガイドのノウゼイスキーさんがお世話します!(この章長すぎ!総合評価ゼロ☆。もう二度とたび日記は書かないから許して下さい…。ピスピスピスピスピスピスピスピスピスピスピス…←心底くどし。)
【追伸】
3泊4日の旅行中で「この犬シッポ無いの?」と聞かれた総回数は41回(正式計測)でした。さてXの値を求めよ。(←何?) |
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