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西郷隆盛… |
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偵察 |
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「サーフサイド」にて |
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海上警備 |
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晴れ犬なれど、天気悪し! |
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その昔、日本と大陸がまだ地続きだったころ、テレビ「笑点」の司会は三波伸介だった。毎回番組の冒頭、彼は「北は北海道から南は九州まで!」と挨拶していたが、ある日から突然「南は九州・沖縄まで!」に変わった。当時まだ“いんちき商法”に手を染めていなかった、後のむぎ父ことたび狸少年は「大人は信用できない」と思い、不良の道をころげ…。えっ?何が言いたいかって?いや、単なる文字数稼ぎです(キッパリ!)。ということで、北海道から帰ってきてわずか中3日で、たび犬むぎは沖縄に向かい旅立つことになる。三波伸介、今なおたび犬界に影響を持つ偉大な人物である…。以上「知ってるつもりのつもり」
4月29日、GWの初日、朝6時というとんでもない時間に羽田空港に到着したむぎ。いきなりご一行を迎えたのは「計量秤の故障」というラッキーな事態。おかげでむぎ−8Kg計測で5200円の儲け!(那覇行は650円/Kg)。うかれたたび狸、余剰金で早速不動産を物色…。7時離陸。水平飛行に入るなり「当便ではビールを販売しております」のアナウンス。朝7時!そんなに大事かビール!全日空やりすぎ!と、すでに同社の会員ラウンジで無料の生ビール2杯を飲んでいた、たび狸の正義感は燃え上がった。などと書いているうちに9時半那覇空港着。本日のレンタカーはOTS。沖縄には地元のレンタカー会社が沢山あり…あ〜ネムクナッチャッチャッタゾ…。とはや泥酔のためむぎ母の運転で出発。正真正銘の「午前様」である。違う?
そもそも一つの県を一介のたび犬ごときが数日で廻っても本当の良さはご紹介出来ない、そして何より当HPなど誰も旅の参考にしていない!独自の出口調査で判明したこの恐るべき事実を前提に、今回のテーマは「沖縄知ってるつもり」。初上陸の犬と9回目の狸が贈る、知ったかぶりの、何の役にも立たないレポートである。
さて沖縄来訪証明といえばなんといっても首里城。昔、「笑点」で三遊亭小円遊は…(以下10行略)。ともかく単にHPに載せるデジカメ画像確保のために3000円払い琉球衣装で記念写真屋さんに撮って貰う。どうせ写真はいらないのに…自虐的。しかし証拠は確保!さて後は、ひたすら惰性で進むのみである。
沖縄で一番旨いもの。それはなんといっても台湾料理!えっ?文句があるなら学級会の時に言って下さい。ということで、ご一行は平和通り奥・沖縄パワーの源「牧志第一公設市場」の2階、台湾系沖縄料理(?)の「きらく」(Tel098-868-8564)へ。この食堂街では1階の市場で買った魚を500円で調理してくれる。しかし、楽しいけどやめなさい。「伊勢えび」は何処で買っても「伊勢えび」…。それより3〜4人なら1人2000円からの沖縄料理コースがお薦め!8品くらい出るぞ!「麩チャンプルー」など単品も旨し!たび狸、有名なオリオンビールを…。
次にたび狸の意識が戻った時、車は沖縄自動車道を北へひた走っていた。余談だが、えっ?全部が余談?。沖縄は高速道路の運転が概して下手に思える、それは区間が短いからで、あ〜文句は週番の女子に言って下さい…。なぞといううちに本日から2泊の宿、恩納村(万座)の「サーフサイドinnMANZA」へ。通年では本島唯一のペットOK、オーナーもゴールデンなど4頭を飼う愛犬家で、犬への制約も殆ど無し。犬同伴用の「ハワイの間」(?)はメゾネットで船の客室ムード。素泊まり一人6000円犬1500円。ただし本当のサーフサイドにはあらず…(車で2分)。その日の夜は同村内の「居酒屋・海ぶどう」(Tel098-966-2588)に。店名由来の珍味・海ぶどう(海藻)をはじめ、地元の新鮮食材が廉価で勢揃い。万座ビーチなどのリゾート滞在の方にもお薦め。たび狸、有名なオリオンビールを…。
次にたび狸の意識が戻ると翌日だった。この日の目標は「食べ歩き」。沖縄で一番旨いもの、それはなんと言っても「ソーキそば」(朝令暮改…)。ラーメンとうどんの妥協の産物のような沖縄そばは、名護市近辺に名店が勢揃い。第一撃・本部(もとぶ)の「きしもと食堂」(Tel0980-47-2887)、第二撃・名護の「新山食堂」(Tel0980-53-3354)、そしてとどめが恩納の「恩納そば」(Tel098-965-4840)。これぞ倫理上問題視される「ドミノ移食」。むぎ母、体型海鼠化!書いている順でお薦め。さらに当HPだけのヒミツ情報、「きしもと食堂」斜め向かいの「新垣ぜんざい屋」(このぜんざいとは「氷あずき」のこと。Tel0980-47-4731)、創業50年超の同店、薪で炊きあげた小豆のさっぱりした自然の甘みが人気だが、入り口には「本日休業」の札と鍵が…。しかし人がいる気配、裏口に回ると「どうぞ!」と…。中では地元の人が食べている。聞くと「最近は裏口から入って貰ってます〜」とのこと。これでたった200円。商売やる気無し!!
犬の旅情報も書く気無し!!! (便乗犯)。
さて、このまま書き続けると山岡荘八の『徳川家康』化しそうな、この章、急遽大幅に省略し、次にたび狸の意識が戻った時、ご一行は那覇市に戻り渡嘉敷島行きフェリー「けらま」に乗り込む所であった。沖縄本島では随一の海の美しさを誇る島への定期便。犬乗船の可否を電話で尋ねると「ポケットに入るくらいですよね?えっもっと大きい?じゃあ“鎖”で縛るくらいですか?」いや、どっちでもないんですけど…。結果は何のことなく巨大犬“裸積み”OK!甲板で潮風に吹かれ快適な60分。人往復2590円、犬無料。港からは無料送迎車で、本日のお宿「とかしくマリンビレッジ」へ。目の前に広がる透明度抜群の「とかしくビーチ」までつまずいても10秒のロケーション。海水浴はもちろん、宿を拠点にシュノーケル、ダイビング、ドラゴンボート、ジェットスキーなどのアトラクションが勢揃い。ハイシーズンは二食付き1人11000円程度から。ただし内装は公団住宅風(?)。むぎ、半月形のビーチを全力疾走で“きなこ餅”に。さらには愛用のライフベストも無しに、魚雷犬「99年沈み初め」。いつかは『♪サーフ&イヌー』(松任谷由実贋作)とお考えの方にはぜひのお薦め
!かくして南島の宵は心地良い波音と、狂犬の歓喜の咆哮でやさしく暮れていくのでありました。たび狸、オリオンビールを…。
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