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うみゃ〜 |
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餅とその仲間 |
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俗物… |
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お水の花道! |
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傷心のたび狸 |
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唐突だが、むぎは「名古屋系」である。その昔、むぎ父(別称たび狸)が趣味で「○○の××」のCMを作っていたころ、諸条件からコーギー選びが難航、“見本”としてむぎの写真を見せたところ、動物プロダクションのおじさんは「ははぁ〜これは『名古屋系』ですね〜」と即座に断言した(ちなみに愛知県生まれ)。「名古屋系」の実態はともかく、幅広・色白・しゃっきりしない…と、「きしめん」のような特徴を持つむぎにとって、日本の真ん中の東海地方は先祖以来の領土(未登記)。そこにほど近き浜松の地で、東西の有名ネットコーギーが激突する「浜名湖オフ」なる天下分け目の決戦ありとの情報をキャッチ!これは「名古屋系」としては見過ごすわけにはいかぬ!かくして参謀本部は急遽「呼ばれもしないのに乱入、勝手に騒いだ上、とっとと逃亡」という、卑しい心根の陽動作戦を画策。戦士=むぎ、操縦士=むぎ母こと黒牛、詐欺師=たび狸、のご一行は、狡猾にも前日の3月20日、秘密裏に東京を出発。そしてこれが悲劇の始まりであった…。
かのパスカルは言った、「腹がへっては戦は出来ぬ」(嘘)。かつ、当HPは表向きは旅のHPである。旅の醍醐味は道行き。ということで一行は、駿河の特産物をイナゴのように食い荒らしながら進攻していく。
まず最初の目的地は由比。由比といえば江戸期の反逆児・由井正雪の町。で、そうなればもちろん一番の自慢は桜エビ!(論旨不明)。その名もずばり「ゆい桜えび館」(Tel0543-75-2448)では、ここ駿河湾でしか獲れない桜エビを使った多種多様な食品が勢揃い。ガイドブックによれば『店内の一角では桜エビの遊泳の様子をビデオ上映、みやげを購入した後に、桜エビの生態について、学習するのも良い』…。良くなくない?(チーマー言葉)。ともあれ、生桜エビの刺身&かき揚げは美味。黒牛、推定1860匹食す。そしてこの富士ICから西は魔の“お土産街道”が延伸、一行は続いて清水市に入った。
清水といえば、もちろんアキラ(オヤジギャグの一例)。ということで裏道稼業のたび犬、その道の先達・清水次郎長を表敬訪問。ここ「次郎長生家」(Tel0543-53-5000)は次郎長Tシャツ、CD『次郎長さん音頭』などやりたい放題。森の石松ほか子分3人を集めた「次郎長だんご三義兄弟」の近々の発売をノストラダヌキは明言。さらに海岸沿いを進むと久能山。この時期の旬はかの有名な「石垣いちご」。国語学的には栽培場所+固有名詞のつまらないネーミングながら(例=木バナナ。畑西瓜。冷凍庫アイス。座敷犬…)、季節物はやはり秀逸。農園は沢山あれど、どこで食ってもほぼ同じ!(以上約10行実情報量ゼロ)。この後、蒲鉾、わさび、直売海産などを次々と撃破しながら静岡市に突入。市内の安倍川東岸といえば、当然、安倍川餅。すでに知られているが、あんこときなこの組み合わせのこの有名な餅の由来は…「その昔、弘法大師がこの地を訪れた時、大師様の前に、泥まみれで黒い犬と、砂まみれで黄色い犬が現れたそうじゃ。ははぁ、これはオフ会帰りの浮かれコーギーじゃな、と見抜いた大師様が、犬を錫杖で突いたところ、たちまち温泉が吹き出したんじゃ」という慶事による
もの。この話は空也上人でも可。ちなみに麦飯にとろろ汁で有名な丸子宿「丁字屋」(TEL054-258-1066)は「雪の中で狂喜乱舞して鼻水まみれになったむぎ」を見て考え出されたもの。以上フランスの奇書『不思議の国ジャポン』(絶版Tabid・Anuki著)に収録。
で、なんの話じゃったかのぅ?おお安倍川餅!たたずまいも味がある元祖「せきべ屋」(Tel054-252-5698)は一皿500円。「朝10時からですけど、9時半くらいからは召し上がれます…」というのらくらな対応も心地良い。そして、とどめはやはり海の幸。市内から少し足をのばして、用宗の「カネヒデ小林商店」(Tel054-259-2181)へ。町中の小さな店ながら、無添加の釜茹でシラス、美味格安の地場干物・鮮魚などの、隠れた超お薦め店。夕刻のせいか試食無限で、さらにおまけ多し。7時の閉店間際を狙うべし!
本日のお宿は静岡市内。それも静岡駅からなんと徒歩4分、和風旅館「観光ホテル南山荘」へ。この立地にしてきわめて閑静。丁寧な接客&犬連れへの歓迎、季節感ある懐石風の夕食はもちろん部屋食で。これで今回は1泊12000円(さらに広い部屋へアップグレードしてくれました)。晩酌犬も大いに大満足!いつものように爆睡で、翌日の乱入に備えたっぷり鋭気を養うのであった…。
さて、いよいよ本題の「浜名湖オフ会」。といいつつ詐欺師たび狸、正式開幕時刻前に早くもやる気なし状態で、さっさと新幹線でひとり帰京!。筋金入りの卑怯者である。しかしご安心を。黒牛の証言から、この大イベントの模様を以下、詳細にレポート(長文注意)。
「たくさんの短足の犬たちが、大雨の中、泥だらけになりながら、わんこわんこ吠えまくりました。おしまい」
…どうしても知りたい方はほかの参加者の方のHPへ!。
というわけで、楽しいオフ会は終了。して、エピローグ…。
浮かれきったむぎ&黒牛は大渋滞の東名高速を7時間近くかけて東京に戻り、都内で一般道路に入るなり、まるでお約束のように大追突!!!自車は大破
!!!!修理代見積な〜んと金120万円也!!!!!!。世間の顰蹙を買いながらも「いんちき通販社」でコツコツ壺に貯めた総利益3千円の400倍…。さらに不快なことに犬&牛ともに無傷!!!!!!!!!。こんなことなら生まれて来なければ良かった…。皆様、私のこの不幸な人生を何らかの教訓にして下さいませ(byたび狸) |
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