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「しめ縄」と「横綱」 |
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小心者 |
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99年3月3日、むぎは3歳の誕生日を迎えた。本来ならば多くの人に祝福されてしかるべきめでたき日、しかし聞こえてくるのは世間の冷ややかな声ばかり、そう「なにあのHP、たび犬とか言うくせに、全然、旅日記が増えないじゃない!とんだ食わせものだわ、失礼しちゃうわ!ね〜奥様?」という雪よりも寒いご批判の嵐である。原因はむぎ父こと、黒幕・たび狸の狂犬病の再発。その場しのぎの「王室アルバム」「王室秘宝館」で世間の目を攪乱する一方、年初からは“平成の紀伊国屋文左衛門”を詐称する非合法組織「たび狸いんちき通販社」を開設。欲に目がくらんで経営火だるまになり、1〜2月で米国3回、タイ2回、台湾1回と海外へ連続逃避行。さらに加え「ダミー表紙贋作計画」(頓挫)、「無リンク隠し頁小作戦」(崩壊)「ウチで晩酌党設立」(消滅)などその行動は錯乱のかぎり…。純真な犬を隠れ蓑にした、その欲ボケと無責任さで「城東のサマランチ」と呼ばれるに至り、ついに観念し、またまたまたもや場当たり的な旅に出ざるを得なくなった。それでは35歳以上の皆さんご起立の上、ご唱和を!「♪寂しさに負けた〜、♪いえ、世間に負けた〜」(
など誤魔化しつつ性懲りもなくここまで旅に関係なし…)
今回の旅のテーマは「湯の町旅情〜グルメと温泉と雪見酒」、東京12チャンネルのような安直な発想である。3月5日、13時銀座発、15時中央道諏訪SA(サービスエリア)着。さてなぜSAかというと、ここにはなんと諏訪湖を見下ろす展望天然温泉がある。その名も「ハイウェイ温泉諏訪」(10時〜21時営業)、安直である。犬は論外につき、人間だけさっそく入浴、これにて目的の一つ早くも達成!、重ね重ね安直
である。諏訪湖を眺めながらたび狸、三波豊和気分満喫。さて問題です、この温泉、上下線にそれぞれあるのだが入浴料が「上り595円、下り575円」となんと20円も違うのだ!このご時世、20円といえば、たび狸なら悪魔に魂を売り渡しそうな額!!なぁ〜〜〜ぜだ
?答えは「…教えないよ〜だ」。以上『クイズところかわれば』でした。(ちなみに同じく安直温泉がJR上諏訪駅構内にもあり。この章の構成についての苦情は東京12チャンネルまで)。
続いてご一行が向かったのは湯の町・下諏訪。まず直行したのは老舗の和菓子屋「新鶴本店」(Tel0266-27-8620日曜休み)、TVや雑誌でもおなじみのここの名物「塩羊羹」は、厳選された材料と隠し味の塩が生きるあっさり味。羊羹好きはもちろん甘い物が苦手な人でも中満足、さらに売り切れると無くなってしまうという、あいまいな特徴を持つ佳品。シーズン中は予約必!早速購入し、「おみや」スタイルでぶら下げながら、隣の諏訪大社秋宮に向かう、いかにも12チャンネルである(くどし)。
徒歩1分にて到着。奇祭「御柱祭り」で知られるこの諏訪大社訪問の目的は、たび犬界(?)初の「旅行安寧祈願」。格式高い神社で神職から本格的な祈祷をうけようという暴挙である。祈祷料は5千円から。しかし、冬の平日の夕方、周囲には参詣客はむろん神官の姿すら無し、さらに待合所にある「土足禁止」の文字、「ナマ足」をウリにするむぎには相容れない理念。内心、5千円は高いと思っていたシャイロックたび狸、あっさり断念!いきなり金8百円の絵馬にグレードダウン!しかしてむぎの祈願は「天下統一。交通安全」と、気宇壮大にしてせこい夢!お賽銭百円(2人+1匹)とともに奉納。現地でこの絵馬を発見し画像GETの方には当HPより豪華プレゼントキャンペーンをただいま実施中!詳しくは店頭で!などと相変わらず文字数稼ぎ…。 |
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