毛皮の大将放浪記


98年11月27日
ブードゥー教・・・




ボクはうしはこわいんだなぁ・・・




もう食えん・・・
 長崎の旅で「太め残り」も解消しないまま、勢いでHPを開設してしまったむぎ&黒牛。『愛犬家が眉を顰めるHP』のうたい文句どおり「何の役にも立たない」「犬が不憫」「写真も魂胆も汚い」「下町のムツゴロウ」など読者の無言の圧力も殺到し、次の旅への期待もうなぎ下がり、かくしてむぎ一家、石持て追わるるように、一路晩秋の八ヶ岳へ放浪の旅へ出る。今回の旅のテーマは「芸術と食欲の暴発」。来るべき年賀状用の写真撮影とグルメレポートで読者を煙に巻こうという、その場しのぎの作戦だ。定例の17時27分集合&出発(これは渋滞時の首都高速の入口閉鎖は正時から30分交互だからである)。本日の法定速度は時速145km。20時30分、長野県・原村「上里牧場」(TEL0266-79-2245)着。ここは年中無休で22時まで営業している本格炭火焼肉屋である。その特徴は「安くてそこそこ旨い」と明快。むぎ父母、炭が無くなるまで喰いまくる。犬は車中で保冷。その後、途中のコンビニでカップ麺とお菓子の新製品を大量購入し八ヶ岳の契約貸別荘到着。デザートに人は麺、犬はキャベツ煮を食し 爆睡。
 翌朝、再び寝起きのカップ麺。そして悪夢の年賀状撮影。毎年、関係各方面から「魔除け」として戦々恐々の年賀状は、犬&むぎ母による干支コスプレ。むぎ父「射殺!」と呟きながら、目をつぶってシャッターを押しまくる。総所要時間6分。そして昼食はもちろん蕎麦。「関八州蕎麦目付」を自称するむぎ父、「高い」「まずい」「量が少ない」「偉そう」などの難癖を付け数多くの有名蕎麦店を闇討って来た彼の、この地域一番のお薦めが、富士見町の「蕎麦にしむら」(TEL0266-62-7078)。味、値段、量のバランスが最適。応対もすごく気持ちよく、テラス席も新設され犬も一緒に食べられる(その他の席でもテラスに繋がせてくれます)。人気のそば定食&追加ざるを平らげた後は小淵沢町の「焼菓子工房レチエ」(TEL0551-36-5666)に直行。ここの季節のタルトケーキたちは「踊る味盲」といわれるむぎ母が「宇宙で一番うまい!!!!」と断言する美味しさ。警察犬、麻薬犬、居酒屋犬(=むぎ)をもってしても、知らないと絶対辿り着けない場所&売り切れ必至という状況が泣か せる。むぎ母、一人分、6個購入。返す刀で大泉町の「ジャムクラフト・とりはた」(TEL0551-38-3499)へ。ここの季節の手造りジャムたちは「踊る味盲」と・・・
 
その後、清泉寮(むぎ、配下の牛・山羊・兎を閲兵)&ミルクの家(TEL0551-47-3673)のソフトクリームエックス攻撃を敢行し、3時のおやつに清里の森「お好み焼き・ヒッコリーファーム」(TEL0551-48-4825)へ。気温5度にも関わらず、ご相伴犬のためテラス席を選び、サナトリウム気分満喫。さらに夕食にはむぎ母の『盗作(倒錯)韓国料理』の「部隊鍋(チゲ風。ウインナー&インスタントラーメン入り)」を・・・、と書いて気持ち悪くなったからこの章打ち切り。むぎ母「平成の雷電為右衛門」と改名、同むぎ「栃乃嵐」に。