長崎は今日も晴れだった


98年10月10日
どこなんだか・・・
 むぎは「晴れ犬」である。これまでレポートしてきた旅行はすべて晴れ、一度たりとも雨が降ったことがない。98年10月10日、九州上陸長崎制圧作戦、この日もむぎの「晴れ犬」魔力が存分に発揮された。いつものように失禁して長崎空港に到着したむぎ、ここで一行は前日終了予定の「長崎くんち」が天候不順のため今日まで順延になったと知る。本来なら大喜びするところだが、人混み嫌いのむぎ父は「あたしゃいやだよ…」と、ちびまる子状態、はや上額部に斜線である。レンタカーで市内に向かうのだが案の定混んでいる。
犬と牛
 やっとのことで中華街についた頃にはむぎ父ぐったり。一方助手席でグルメ本を入念にチェックしていたむぎ母は鼻の穴全開!ピラニア犬も同様に「かかり気味」(競馬用語)である。こー君のお母さんお奨めの「喜楽園」にて昼食。ちゃんぽんと皿うどんを頼むと「うちは時間がかかりますけどいいですか〜」とのお言葉。そこでふと気づくと、店内は満席で20人位お客さんがいるのだが誰も食べていない、そしてむぎ家以外の全員が推定60歳以上!「ちょっと待ちすぎか〜」ってなカンジである(美味しかったから許す)。
 その後、グラバー邸に。ここは犬OK、蝶々夫人の像の前で上陸記念の排糞。観光客から「何かしらこの犬」「ダックス入ってんでしょ?」「どうしてこうなっちゃったんだか…」など賞賛の言葉を頂く。最後につかつかと寄ってきたお姉さんに「これコーギーでしょ!長崎には1匹しかいないって聞いてたんですよ〜!実物に会えて良かった〜!」と大喜びされる。朱鷺ですかこれは?
晩酌は2本まで
 今日の宿は大繁華街「思案橋」のすぐ横にある「割烹旅館N荘」。ここも飛騨高山同様完全な日本旅館、ちょっとレトロな雰囲気も心地よい。予約から今日まで連絡するたびに女将さんが「うちは料理が自慢ですから〜〜〜」と必ず言って「部屋が相当自慢できないのでは…」とむぎ父を心配させたほどの、長崎の海の幸を使った卓袱風料理(もちろん部屋食)は大満足。これで一人12000円。さらに最悪(?)なことに、宿を出るとそこは坂本龍馬も遊んだという(えっ?関係ない?)大飲み屋街。旅館の夕食を残さず食べた上に出撃した2人と1匹は完全に「九州黒豚」と化した。ちなみにむぎ復路の空港で(ケージ込み)17kgと過去最大の料金請求される。



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