たび犬路上教習


96年8月好日
ウチ、歌キライやねん・・・
 明らかに体重10kg(規則上JRに乗せられる上限)は突破しそうなむぎ。となると、旅といえばまず車。千里の道も車から。ということで96年8月、まず路上教習が始まった。目的地は横浜のむぎ父実家。約1時間の行程。当日はいつもより入念に朝の散歩、車中で興奮しないように適度に疲れさせる作戦。酔い止めの薬もあるが服用せず。そして朝食少量。コーヒーは胃に優しいカフェ・オレ(嘘)。食後1時間空けて出発。ケージは閉塞感があるので、後部座席に大きめのトレイ(トイレとも言う)を置いて、むぎ母が添乗。猛暑の土曜日、エアコンを効かせて運転手むぎ父、まるでストレッチ・リムジンのように安全運転でしずしずと発進。その気遣いを感じたむぎ、20分後、いきなり胃液を吐く。結果的には以後、吐いたことは無いので、原因は(1)はしゃぎすぎ(2)BGMの大黒摩季が気に入らなかった、のどちらか。
ほどなく横浜に到着。名物「しゅうまい弁当」を褒美に与える(嘘)。炎天下、初めて見る芝生で大はしゃぎ。おかげで復路の車中では、大音量の大黒摩季に苦悶の表情を浮かべつつも爆睡。帰宅後も快食快便。恐る恐るのデビューであったが、この日以来、むぎは一度も車酔いをせず、大黒摩季のCDも買っていない…